デート映画一覧
デート映画

ベルリンファイル

映画館
ベルリンファイル
おすすめデート映画
写真

「シュリ」を超えるスケールの
本格的スパイアクション

 韓国の国民的スター、ハン・ソッキュが韓国国家情報院の敏腕エージェント役で出演すると聞いて、観る前からワクワクしていました。本作を観て思い出したのは、韓国映画の火付け役となった『シュリ』。14年前『シュリ』を観た時のあの衝撃は今でも忘れられません。怒濤のスペクタクル、胸を締め付けられるラブストーリー、さらには朝鮮半島分断の悲劇という日本映画では真似の出来ない題材と過激なアクションなど、本当に素晴らしかった!主演のハン・ソッキュはその時知ったのですが、韓国の俳優達の実力にも驚きましたね。ハン・ソッキュの緊迫感があるのに、怒りをオモテに出すか出さないかのギリギリの表現力がスゴイんです。

 本作もスパイアクションなのですが、ストーリーは遙かに『シュリ』を超えており、ヴィジュアルも素晴らしい。物語の背景になるのは現代のドイツの首都ベルリン。かつての分断都市を舞台に北朝鮮大使館付きの秘密諜報員、韓国の国家情報院、アラブのテロリスト組織が暗闘を繰り広げていきます。いや~久しぶりにガツンとくる重厚な物語は全編ずっと緊張の連続で、観終わった後は数キロ走ったかのような疲労感。最初の30分は、誰がどんな仕事をしているのか、何を企んでいるのかがこんがらがりそうでしたが、少しずつ理解し謎が解けてきた頃にはすっかりハマったわ~。アクションシーンも圧巻で、ホテルからの脱出劇、ラストの壮絶な銃撃戦は類を見ない過激さ。予期せぬ裏切り者の出現によって二転三転するので、先読み不可能な展開になっていきます。

写真
ストーリー

ドイツの首都ベルリン。北朝鮮とアラブ系過激派の武器取引の情報を得た韓国情報院要員のジンス(ハン・ソッキュ)は、ベルリンのホテルの一室を監視していた。そこに現れた北朝鮮の人物は、リストにも載っていない謎の男ジョンソン(ハ・ジョンウ)だった。彼こそが神出鬼没な“ゴースト”と呼ばれるスパイ。武器取引はイスラエルの情報機関によって失敗に終わる。しかし、一連の事件の背後には思いもつかない国際的な陰謀が絡んでいた・・・。

 主演は若き実力派『チェイサー』『哀しき獣』のハ・ジョンウは、別名ゴーストと呼ばれる凄腕の北のスパイ、ピ・ジョンソンを演じており、哀愁のある顔立ちは異国で孤独な戦いを強いられる姿がぴったり。韓国側の情報員チョン・ジンスを演じるハン・ソッキュは歳を重ねて益々渋くなった!本格的にスパイアクションに復帰して、また新たなファンも増えるのでは!?ジョンソンの妻を演じるのは『猟奇的な彼女』で日本でも大ブレイクしたチョン・ジヒョン。中盤で彼女が二重スパイという疑いをかけられるのですが、夫は愛する妻を疑うことに苦悩。浮気を疑うことはあってもスケールの大きいこんな悩みは、普通の家庭じゃ考えられません(笑)。『007』よりも見応えのあるスパイアクションといっても過言ではありませんよ。ぜひこの凄さを劇場で体感して欲しいです。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ベルリンファイル

  • 監督リュ・スンワン
  • 脚本リュ・スンワン
  • 出演ハ・ジョンウ/ハン・ソッキュ/チョン・ジヒョン/リュ・スンボム
  • 公開7月13日(土)~ センチュリーシネマほかにて公開
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。