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世界にひとつのプレイブック

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お疲れ気味のあなたに贈る
温かなヒューマンストーリー

 映画賞レースを賑わせている話題作。この原稿を書いている時点ではまだ発表されていませんが、世界最大の映画の祭典アカデミー賞で作品賞他主要8部門にノミネートされています。全演技賞ノミネートは31年ぶりの快挙となんですって!

 妻の浮気がきっかけで躁鬱病になってしまった主人公のパット、若くして未亡人になったティファニー。外見はエキセントリックでテンションが高いけど、内面はガラスのような心の持ち主。アメフトの防具のように強気の外見を装っているのです。

 最愛の人をなくして、心を病んだ男女が出会い、立ち直ろうとするというシリアスなテーマなのですが、主人公の2人のやりとりと、登場人物達が少しズレている様子が面白くてついつい笑ってしまう。でもいつのまにかそれぞれに共感し、心から二人を応援したくなっていくのです。
プレイブックというのは、本作でも鍵となるアメフトのチームが持っている作戦図のこと。響きはソフトな感じがしてラブストーリーにぴったりですよね。 人生に決められたプレイブックはないけれど、誰でもその心の中にその人なりのプレイブックがあるはず。過去の痛手や将来の不安はだれにでもあるけれど、このままじゃいけない!そう、一歩前に出ることが大事なのです。

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ストーリー

妻の浮気を目撃し精神のバランスを崩してしまったパット(ブラッドリー・クーパー)と最愛の夫を亡くしたショックで会社の同僚全員と寝てしまったティファニー(ジェニファー・ローレンス)。ぶっ壊れた者同士、再起をかけてダンスコンテストに挑む。

 また、自分とも周囲とも上手くつきあっていけない息子パットを見守る両親が素敵。デニーロ演じるアメフトのノミ屋を営むお父さん(この人も壊れ気味)が、壊れてしまった息子を信じて一世一代の賭けに出る姿は、本人超真面目なのですが、見ている側としてはかなり笑えます。

 パットを演じるのは「ハングオーバー」で人気を博しアメリカPeople誌の「世界一セクシーな男」に選ばれたブラッドリー・クーパー。パットの壊れた心を見事に体現。うつろな目が妙にリアリティあります。
 パットと共に再生していくティファーには、アカデミー賞にノミネートされた「ウィンターズボーン」の若手実力派スター、ジェニファー・ローレンス。今や超売れっ子でハリウッド女優高額ギャラ番付ベストテン入りしています。ふてぶてしくて過激な役ですが、彼女が演じることによって応援したくなる女性像を見事に作り上げています。

 温かい人間讃歌の物語はどの年代にでも共通し、観た後ホッと癒されますよ。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 世界にひとつのプレイブック

  • 監督デヴィット・O・ラッセル
  • 脚本デヴィット・O・ラッセル
  • 出演ブラッドリー・クーパー/ジェニファー・ローレンス/ロバート・デ・ニーロ/ジャッキー・ウィーヴァー/クリス・タッカー
  • 公開2013年2月22日(金)~TOHOシネマズ名古屋ベイシティ、伏見ミリオン座ほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。