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王になった男

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ビョンホンが二役を熱演
絢爛豪華な宮廷歴史大作

 「冬のソナタ」のヒットでペ・ヨンジュンが注目され、2004年前後に日本では年配の女性を中心に韓流ブームが巻き起こりました。その時の韓流スター四天王と呼ばれた一人がイ・ビョンホン(他3人はペ・ヨンジュン、ウォンビン、チャン・ドンゴンですね)。
 この韓流ブームは一時的なことかと思ったら、なんてことない10年たった今でも映画、音楽、ドラマ人気は衰えるどころかその人気はさらにヒートアップ!その後、イ・ビョンホンら四天王の4人はずっとトップスターのままというのも凄いことです。顔がカッコイイだけの俳優ではなく彼らの演技力は世界的にも通用する実力がある。また韓国映画はコメディにしても現代劇にしても、一つのテーマをしっかり掘り下げて描いていくので、物語に深みがありとてもレベルが高い。だから映画ファンも満足させてくれるのですよね。俳優達の作品選びも上手いと思います。

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ストーリー

朝鮮王朝15代目の王・光海(ビョンホン)は、かつては民衆を思う王だったが暗殺される恐怖から次第に暴君となってしまう。ある日、宮廷内で毒殺未遂事件が起こり、忠臣ホ・ギュン(スンリョン)は王に瓜二つの道化師のハソンを影武者にしようと計画する。そんな矢先、光海が謎の病に倒れハソンは準備不足のまま王の身代わりになるが、次第に政務に興味を持ち、公の場で発言し、民を想う王として人気を高めていく。

 さてさて、意外なことに時代劇は初挑戦というイ・ビョンホン。今作は朝鮮時代の韓国を舞台に、実在した王・光海(クァンヘ)の史実に、王に影武者がいたというフィクションを織りまぜた物語で、イ・ビョンホンは一人二役を見事に演じわけています。「影武者」という題材は目新しいものではありませんが、理想の政治的リーダーシップを訴えるその名演に圧倒され、宮廷エンタテイメントとしての面白さも加わり、とても満足のいく上質な映画に仕上がっています。韓国のアカデミー賞“大鐘賞”で史上最多15部門を受賞するのも納得です。

 とにかくイ・ビョンホンの演技に最初から最後まで、目が離せないんです。目の動き、声のトーン、仕草の演じわけなど、もう完璧!影武者を命じられる道化師で平民のハソン、そのハソンが演じる王、本物の狂気をおびた王と一人二役というより2役全てを演じ、それがまったく違和感がない。冒頭の道化師役のシーンでは、宴席で腐敗した朝廷を皮肉るダンスを披露していますが、どうやら高校時代はダンシングマシーンだったそうで、スタントではなく本人がお尻を振り振り踊っているのです。影武者の時は三枚目な演技で笑わせ、そうかと思えば民の幸せを第一に置くことの大切さを解いた宮中での演説シーンでは泣かせてくれる。韓国を代表するトップスターの名演技にホレボレしました。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 王になった男

  • 監督チュ・チャンミン
  • 出演イ・ビョンホン/リュ・スンリョン/ハン・ヒョジュ/キム・イングォン
  • 公開2013年2月16日(土)~ センチュリーシネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。