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映画 鈴木先生

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「家政婦のミタ」でブレイク
長谷川博己が中学の教員役に

 どこにでもいそうな平凡な教師が、どこにでも起こり得る問題について過剰に悩みつつ、独自の教育理論によって解決していく様を描いたドラマ『鈴木先生』。昨年4月よりテレビ東京系列にて放映され、数々の賞を総なめにした伝説のドラマがついに映画化されました。実はこのドラマ、平均視聴率2%という低視聴率だったにもかかわらずコアなファンの熱い声に支えられていたんですよ。

 鈴木先生の妄想と独り言がユニークで、社会派ドラマでありながらクスッと笑える異色の学園ドラマ。生徒達の日常会話、そして先生達が喫煙室で息抜きする姿がとてもリアルに描かれています。それはまるでOLの給湯室(笑)。先生達も毒を吐く場所がないとね。
 日常のささいな問題を、ここまで深く深く掘り下げていくドラマは類を見ないんじゃないかな。ささいなことの積み重ねで一日は過ぎていきますよね。小さなことにすごく悩んだり、笑ったりとそれが人間の本来の姿なのだと思います。

 映画のクライマックスは、実社会でも起きているような不審者による人質&籠城事件が学校内で勃発します。映画的な誇張した演出もあるけれど、この事件の犯人はいま世の中で問題になっている若者達の代表ともいえる。このような社会問題をきっちり描きながらエンターテイメントに昇華させていくという迷いのない演出力。そして生徒役の俳優達のリアルな演技にも注目して欲しい。

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ストーリー

中学校教師の鈴木章(長谷川博己)は、問題児ではない普通の生徒こそ心の中に鬱屈したものを抱えていると考え、独自の“鈴木式教育メソッド”により理想のクラスを作ろうと日々努力するが、魅力的な女子生徒小川(土屋太鳳)とのよからぬ妄想を起こしてしまうことも・・・。夏休みが明けた二学期。文化祭を控えた学校内でOBの勝野ユウジ(風間俊介)が学校に立てこもり、小川を人質に。鈴木先生と鈴木学級に最大のピンチが訪れる。

 監督は愛知県刈谷出身の河合勇人。「踊る大捜査線」シリーズのチーフ助監督として活躍し、本作が長篇映画3作目。助監督時代からの友人でずっと応援していたので、今回地元名古屋で一緒に舞台挨拶やキャンペーンができたことは個人的にもとても嬉しかったです。

 主演は日本で一番綺麗な指を持つ俳優、長谷川博己。そう、あの「家政婦のミタ」で優柔不断なお父さんを演じた俳優さんです。彼は2012年最低視聴率と最高視聴率のドラマを経験したことになります。どちらもハマリ役でしたが、「鈴木先生」は初主演で映画化にもなり、生涯忘れられない作品になったと語っていました。彼は“頼りない男”が似合いますが、実際は真面目でジェントルマン♪ あ、細く長い指の美しさからか、全ての仕草が美しかったです!

 本作には心に残る名台詞が沢山出てきますが、その一つ「人は常に誰かを演じている」という言葉がグッときた。嫌なことがあっても“演じている”と思えば少し気が楽になりますね。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 映画 鈴木先生

  • 監督河合勇人
  • 脚本古沢良太
  • 出演長谷川博己/臼田あさ美/土屋太鳳/風間俊介/田畑智子/でんでん
  • 公開2013年1月12日(土)~ 伏見ミリオン座、TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。