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殺しの標的は30年後の自分!?
見事なタイムループのSF大作

 SF映画でタイムトラベルというのは、これまでに何百本と描かれてきた題材ですが、本作は斬新かつ、いままでに見たことのないタイムトラベル映画で、見終わった後、「あ~面白かった!」と思わず声を出しちゃいました。大作でありながら、映画マニアの心をくすぐる、センスのいい小ワザが効いたSF映画は数年に一本出るか出ないか。何度も観たくなる傑作です!

 本作の内容を説明するのは少々難しいのですが、タイトルの『ルーパー』とは(未来から来た人を消す)殺し屋のこと。西暦2072年の未来では殺しの始末が困難となったため、始末の対象となった者を2042年へとタイムマシンで送り込み、ルーパー達に殺させていたのです。そのルーパーの一人、ジョーは未来からの対象者をひたすら射殺し、銀塊を得て、何不自由のない暮らしを楽しんでいたのですが、ある日未来から送られてきたのは、なんと30年後の自分自身だったという物語。

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ストーリー

西暦2072年の未来では、犯罪組織が敵を証拠なく消すためにタイムマシンを利用していた。抹殺するターゲットを、ルーパーと呼ばれる殺し屋が待機する30年前の2042年に転送する。腕利きのルーパー、ジョー(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)の元に、ある男(ブルース・ウィリス)が転送されてきた。いつものようにすぐさま仕事を片付けるつもりだったが、男が30年後の自分自身であることに気付く。ジョーは未来の自分が、危険を冒してまで過去へとやって来た真の目的を知るが・・・。

 この映画に登場するタイムマシンは、好きな時代を選んでどこにでも行けるわけではなく、30年後にしかセットされていません。そしてタイムトラベルが可能なのに非合法というのがユニークであり、過去のタイムトラベル映画とは違うところ。
 さらに独創的なのは未来のジョーはある目的のため歴史改変を試みようと過去に戻るのですが、その邪魔をするのが若き日の自分というところ。若きジョーを殺すと自分も死んでしまう・・・。現在の自分と未来の自分が真っ正面から対峙するのが斬新ですよねー。

 青年ジョーを演じるのは今や大ブレイクしているジョゼフ・ゴードン=レヴィット。中年ジョーに扮するのはブルース・ウィリス。申し分ない最高のキャスティングですが、実際のお二人は全く似てませんよねぇ。ところが劇中ではすごく似ているの。これはメイクスタッフの努力の賜物で、CGではなくゴードンに毎日3時間かけて特殊メイクをしてブルースに似せたそう。もちろん声のトーンや動作や癖など、ゴードン自身も相当ブルースを研究したらしい。

 中年ジョーが登場してからは、超能力少年(演技上手!)が登場するなどまったく予測不可能な展開になり、クライマックスは驚きの結末に!これ以上はネタバレになるので書けません。ああ、早く観た人と話がしたいデス!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ルーパー

  • 監督ライアン・ジョンソン
  • 脚本ライアン・ジョンソン
  • 出演ジョゼフ・ゴードン=レヴィット/ブルース・ウィリス/エミリー・ブラント
  • 公開2013年1月12日(土)~ 109シネマズ名古屋ほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。