デート映画一覧
デート映画

カラスの親指

映画館
カラスの親指
おすすめデート映画
写真

異色のコンビが魅せる
人生を賭けた“騙し合い”

 第144回直木賞を受賞した道尾秀介の同名ベストセラー小説を、新鋭・伊藤匡史監督が手がけ、主演に阿部寛と村上ショージという異色コンビのキャスティングに公開前から話題となっている作品です。

 ベテラン詐欺師の武沢=タケと年上だけどお調子者の新米詐欺師の入川=テツ。コンビ結成から日は浅いけど息のあった仕事ぶりで順調な(?!)サギ生活を送っていたのですが、タケを不幸に陥れた過去が彼らに忍びよります。
 詐欺師のお話ですので、ネタバレになってしまうといけないので詳しくは書けませんが、どこからどう見ても似ていないタケ&テツの凸凹コンビネーションがすごくよかった!ショージさん演じるテツはタケのことが大好きでね、一生懸命彼の後を追う姿がとてもチャーミング。今まで以上にショージさんが好きになっちゃいました。

 冒頭から、2人の華麗なるサギテクニックにすっかり私も騙され、その後はコミカルでテンポのいい展開にグイグイ引き込まれていきました。
 後半はタケの過去に決着を付けるための一世一代の仕事を企てるのですが、これが緊張の連続。そして感動のラストを迎えますが、最後の最後にもう一捻りあるんです。ですから、全編に張り巡らされた伏線を確認したくなってしまい2回も観ちゃいましたよ(笑)。

写真
ストーリー

サギ師コンビのタケ(阿部寛)とテツ(村上ショージ)は、ひょんなことから3人の若者と共同生活をすることに。ある日かつてタケを不幸に陥れた闇金屋が彼らに忍び寄る。5人は反撃することを決意し、サギ師ならではの大作戦を決行するが・・・。

 先日、阿部寛さんと村上ショージさんに取材した際に聞いたのですが、なんと!阿部さんは面白くて3回も観たそう。ショージさんは、自分の演技をまともに見ることが出来なかったそうです。ショージさんは関西弁を一切封印して挑み、またセリフが長いので他の俳優陣がおしゃべりして楽しそうにしている脇で、セリフを憶えるのに必死で余裕がなかったとか。これを機会にテツ&タケでお笑いコンビもいいのでは?と阿部さんに投げかけたらまんざらでもないような笑顔で答えてくれました。阿部さんとショージさんの漫才見てみたいな~(笑)。

 東京国際映画祭のグリーンカーペットでは、メインキャスト全員にお会いしましたが、ショージさんだけ参加できず。しかし、闇金屋のノガミを演じた古坂大魔王がショージさんの等身大のパネルをもって登場!会場内爆笑でした。タイトルの「カラスの親指」は、映画を観るとその意味が分かりますよ。な~るほど、しょーゆーことね(村上ジョージ風)と納得!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ カラスの親指

  • 監督伊藤匡史
  • 脚本伊藤匡史
  • 原作道尾秀介
  • 出演阿部寛/村上ショージ/石原さとみ/能年玲奈/小柳友/鶴見慎吾/古坂大魔王
  • 配給20世紀フォックス映画 /ファントム・フィルム
  • 公開2012年11月23日(祝)~TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。