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悪の教典(R15+)

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悪の教典(R15+)
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爽やかイメージの伊藤英明が
凶悪なサイコパスに変貌!

 「黒い家」「青の炎」の貴志祐介のベストセラー小説「悪の教典」。発売当初から高い評価を受け、数々の書籍ランキングで第一位を獲得した傑作ミステリー。映画化にあたり監督三池崇史、主演伊藤英明という最高の顔合わせが世紀の殺人ショー作り上げました。

 伊藤英明演じる、生徒に大人気の爽やか笑顔のイケメン教師“ハスミン”こと蓮見聖司の本当の顔は、反社会性人格障害者。自分にとって邪魔な人物は容赦なく“排除”してくサイコパスだったのです!
 観終わった後は、“ハスミン”の大スペクタクルショーに興奮して、言葉にならない感想を周りの人に言いまくっていました。バイオレンススリラーものは大好きで、何百本も見ている私でさえ“ハスミン”の狂気ぶりとその鮮烈なパワーに引き込まれてしまった。クライマックスの血の惨劇のシーンで流れるジャズのスタンダードナンバー「マック・ザ・ナイフ」が、頭のなかで当分鳴り続けていましたもの。

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ストーリー

ハスミンというニックネームで呼ばれ、生徒たちから圧倒的な人気と支持を集める高校教師・蓮実聖司(伊藤英明)。生徒だけでなく、ほかの教師や保護者も一目を置く模範的な教師だったが、その正体は他人への共感や良心を持っていない反社会性人格障害=サイコパスだった。学校と自分に降り掛かったトラブルや障害を取り除くために、凶行を繰り返していく蓮実だったが、やがてとんでもない事態へと発展していく。

 しかし、「海猿」で何百人もの人命を救ったばかりの伊藤英明が演じる“ハスミン”の最凶で最悪のダークヒーローぶりは、ファンにはどう映るのだろう。ご本人は雑誌のインタビューで「この役をやれば何かが変わる!やりきった満足感があり、監督に感謝しています」と述べていました。彼が演じているからか、“ハスミン”がピュアで魅惑的な男に見えてくるから不思議。サイコパスについてかなり研究して取り組んだという伊藤英明。とにかくこれまでのイメージを覆す、彼の魅力を再発見できるはず!

 原作者の貴志祐介さんは、観賞後に「生徒達が可哀想。誰がこんなむごいストーリーを生みだしたのか(笑)」と、映画の感想を満足げに語ったとか。ちなみに教師役でカメオ出演も果たしていますよ。

 “ハスミン”とは真逆の風貌ですが、おそらく同じく裏の顔をもつ不気味な物理教師を演じる吹越満の怪演もすごい!また、生徒の中でも異才を放っているのが「ヒミズ」のヴェネチア新人賞コンビ、染谷将太と二階堂ふみ。監督は生徒達に演技指導はせず、台本はあっても演技はすべて自主性に任せています。彼らはそれぞれの裏のキャラクター設定を加味して自由に演技をしているので、その恐怖に満ちた表情はリアルすぎて、思わず感情移入してしまった。

 さあ、本作を見る前の注意点!!心臓が悪い人はご遠慮いただき、覚悟してご覧くださいませ。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 悪の教典(R15+)

  • 監督三池崇史
  • 原作貴志祐介
  • 出演伊藤英明/二階堂ふみ/染谷将太/林遣都/浅香航大/水野絵梨奈/山田孝之/平岳大/吹越満
  • 公開2012年11月10日(土)~TOHOシネマズ 名古屋ベイシティほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。