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アナザー(PG12)

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アナザー(PG12)
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クラスの中の死者はだれ?
謎解きの面白さが秀逸

 毎日暑いですね~。暑い日は映画館で涼みながらゆったりと映画を観るのが一番。さらに涼しくなりたいときは「ホラー映画」がオススメ!世の中にはホラー嫌いが多いと思いますが、私の担当する中京テレビ「ラッキーブランチ!」のホラー映画特集は2年連続高視聴率だったし、この春「貞子3D」がヒットしたのも記憶に新しいように、実は隠れファンが多いのです。血が飛び散るスプラッターは苦手でも、人間の深層心理を描く作品はホラーというよりミステリー。特に今回紹介する「アナザー」は、ホラーだからと言って見ないのはもったいないですよ。
 参考までに私の好きなホラー&ミステリーは「女優霊」「輪廻」「犬神家の一族」。洋画では美学たっぷりアルジェントの「サスペリア」、「死霊のはらわた2」「アザーズ」「ミザリー」「キャリー」です。ホラー&ミステリーにハマったら参考にしてくださいませ。

 さて、本題に入ります(笑)。累計65万部を突破した綾辻行人のミステリー小説を映画化。死の連鎖に取り憑かれたクラスを舞台に、呪いの謎を解こうともがく中学生を描いた物語。アニメ化、漫画化と進化し、映画では世界的な球体関節人形家・恋月姫の人形を使用するなど実写ならではの斬新で美しくも恐ろしい雰囲気を作り上げています。

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ストーリー

榊原恒一(山﨑賢人)は家庭の事情で、夜見山北中学校に転校するが、3 年3組ではなぜかクラスメイトの見崎鳴(橋本愛)に対して、彼女が存在しないかのようにクラス全員が振る舞っていた。ある日恒一が見崎に話しかけるのをみた女生徒がその直後に悲惨な事故死を遂げてしまう。その後も恒一のまわりで不吉な死が続く。3年3組には一体なにが起こっているのか?!

 本作は、とある中学校の3年3組で起こる死の連鎖の謎を解いていきます。26年前のある事件をきっかけにクラスでは暗黙のルールがあり、それは“いないもの”を絶対相手にしないということ。転校生はルールを知らず、眼帯をしたミステリアスな少女、見崎鳴に声をかけてしまいます。しかし、彼女こそが教師を含めクラス全員からいないように振舞われている、“いないもの”だったのです。
 “いないもの”? つまり、この少女は実は幽霊で霊感が強い転校生にしかみえないのでは?少女を演じた橋本愛の、そこに存在しているのかいないのかわからないミステリアスな演技についつい引き込まれてしまいました。 

 呪いの謎に深くかかわっている“死者”は誰なのか?ミステリー要素で見る者を惹きつけ、また呪いによる死に方のビジュアルから恐怖感をそそるホラー要素、さらには学園ものですから甘く切ない青春要素も楽しめます。ほとんどのシーンは忍者の街、三重県の伊賀上野で撮影していて、どこか異空間を感じさせるたたずまいは本作にぴったりです。夏の暑い日、友だちと一緒に観賞して体感温度を下げてみてください。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ アナザー(PG12)

  • 監督古澤健
  • 原作綾辻行人
  • 出演山﨑賢人/橋本愛/袴田吉彦/加藤あい
  • 公開TOHOシネマズ 名古屋ベイシティほかにて公開中
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。