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メリダとおそろしの森

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メリダとおそろしの森
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母を守る型破りなヒロイン
メリダの姿に釘付け!

 ディズニー/ピクサー・アニメーション・スタジオ13本目の長編作。スコットランドを舞台に、精霊に守られた神秘の森の奥で、自由を愛する王女メリダが待ち受ける運命と対峙する姿を描くファンタジーアドベンチャー。

 「カールじいさんの空飛ぶ家」「トイ・ストーリー」など、大人も子供も夢中にさせてくれる傑作を生み出してきたピクサー映画ですが、意外にも女性を主人公にした物語は初めて。また、これだけ原作ありきの映画が氾濫する中、ピクサーはすべての作品をオリジナルストーリーで制作しているのです。

 本作の原案を手がけたのは、ピクサーでは数少ない女性監督のブレンダ・チャップマン。スコットランド生まれの監督は自分の娘をモデルにストーリーを構築していきますが、壁にぶち当たったため、“歴史マニア”で、「トイ・ストーリー」「カーズ」のストーリーを担当したマーク・アンドリュース監督が受け継ぎました。そしてナント! 6年の月日を費やして誕生したのが本作なのです。

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ストーリー

森を愛し、家族を愛するお転婆な王女メリダは、王家の伝統に則った結婚を迫る母といつも口論になってしまう。そんなある日、“森の魔法”によって母は王国で最も恐れられる存在である熊に変えられてしまった。“魔法”を解く鍵は森の中にあると聞いたメリダは、鬼火の導きで森の奥深くへと進んでいくが、そこで彼女は自分の本当の運命を知ることになる・・・。

 王女でありながら自由を愛し、赤毛をなびかせて森を馬で駆け抜ける型破りなメリダ王女。なりたい自分と周囲から求められる役割との間で葛藤し、自らの運命に立ち向かっていくキャラクターは、現代を生きる女性の姿にも重なるものがあります。

 また、私が共感したのは母と娘の関係。口うるさい母にうんざりしていたある日、“森の魔法”によって母はなんと王国の敵、熊に変身してしまう。そのためメリダは母を守ろうと奮闘し、そして母は、メリダが逆境を乗り越えていく姿を見守りながら彼女の本質を見いだしていくのです。

 母娘は時にライバルになってしまうのかな。遠慮なく言い合いになってしまい、あとで後悔することありますよね。でも、災難がふりかかった時こそ家族が手を取り合って戦わなければならないのだということを、改めてメリダ母娘に教えてもらいました。

 緊張感ある物語を和ませてくれるのは、メリダの父である王様ののんきさと三つ子のやんちゃな弟たち。男たちはいざとなると役に立たず、逆境に強いのは世界中、過去も現在も女性だと言うことがよ~くわかりました(笑)。

 そしてオーガニックなスコットランドの森の映像にも圧倒されます。ロケ先のハイランド地方は、いまもなお中世の面影を残す神秘的な場所だそう。アニメーションで背景が印象に残る作品は珍しい。これまでのピクサー作品にはないミステリアスな雰囲気も楽しんで!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ メリダとおそろしの森

  • 監督マーク・アンドリュース
  • 出演ケリー・マクドナルド/エマ・トンプソン
    [日本語吹き替え版]:大島優子(王女メリダ役)
  • 公開2012年7月21日(土)~ミッドランド スクエア シネマほか[2D/3D同時公開]
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。