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サニー 永遠の仲間たち (PG-12)

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サニー 永遠の仲間たち (PG-12)
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音楽と共にキラキラ輝いていた
あの頃に戻ってみませんか?

 この映画がね、面白いんです。可笑しくて涙、ほろ苦い記憶が蘇り涙、「サニー」が流れるとドキドキしながらまた涙。でも、哀しいシーンはさらっとしていて明るく前向き。よくあるお涙ちょうだい映画じゃない。むしろその部分は皮肉っているのです。

 ボニーMの「サニー」といえば、日本では1977年に発売され、その頃のディスコミュージックとして有名です。1980年代に10代~20代の青春期を過ごした方ならこの曲が流れてくるだけで、ノスタルジックな気分になり体が動いちゃうんじゃないかな。

 本作は、かつて仲良しだった1968年生まれ42才の女性たちが、一人の仲間の病気をきっかけに25年ぶりに再会するお話。「サニー」を代表とする70~80年代の洋楽ヒットナンバーとともに、女同士の友情を描き韓国で大ヒット。

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ストーリー

夫や娘と何不自由ない生活を送っていた42歳のナミ(ユ・ホジョン)は、ある日、母の入院先で高校時代の友人チュナ(ジン・ヒギョン)と再会する。25年前の高校生時代、7人の仲良しグループはずっと一緒にいると約束しあったが、ある事件がきっかけで離れ離れに。余命わずかで最後にみんなに会いたいというチュナのため、ナミは当時の仲間を集めようと決意する。

 7人を演じる女優陣は実年齢通り。登場人物たちが昔を懐かしんで「サニー」を踊る姿に自身の青春時代を重ね合わせたのか、彼女たちのみせる笑顔はすごくキュート。童心にかえって、一生懸命生きていた頃を思い出すかのよう。
 そして子供時代の女優も7人登場します。現代と高校時代の彼女たちの描写がとても丁寧なので、ドラマに引き込まれていくうちにそれぞれの組み合わせがそっくりに思えてくるんです。

 大人のナミがかつての学校を訪ねるシーンでは、25年前のナミが転校するシーンに切り替わるなど、この映画は、単に昔を回想するだけじゃなく、過去への場面転換もとてもよく考えてあるのです。彼女たちと一緒にタイムスリップするのでより感情が重なっていきます。青春時代の女子の微妙な心理や関係性、くだらないことに心底夢中になり、対立、和解を繰り返し、そして恋の話はもちろんのこと。音楽と共にあの頃の自分に引き戻されました。

 アラフォー以上の人はもちろん、その子供たちにも観て欲しい。万国共通、この世代の女性は、アイディンティティーを一番感じやすい年頃。誰かの妻、誰かの母と形容された時期を過ごしますが、でも自分の人生はこれから。自分の人生は自分が主役ってことです。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ サニー 永遠の仲間たち (PG-12)

  • 監督カン・ヒョンチョル
  • 脚本カン・ヒョンチョル
  • 出演ユ・ホジョン/シム・ウンギョン/ジン・ヒギョン/カン・ソラ/コ・ソヒ/キム・ミニョン/ホン・ジニ
  • 公開2012年5月26日(土)~伏見ミリオン座にて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。