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J・クルーニーの新境地
クスッと笑えて心に染みる作品

 大好きなジョージ・クルーニー様の映画を紹介しちゃいます! 第84回アカデミー賞作品賞、主演男優賞など5部門にノミネートされ、脚本賞を受賞したとても評価の高い本作。人生辛いことがあっても、ささやかな幸せがきっと訪れるというメッセージが胸を打つ感動作です。

 プライベートでは独身貴族を謳歌しているジョージですが、本作では年相応のお父さんがハマリ役。事故で昏睡状態になった妻が浮気をしていたことを知り、人生の岐路にたたされます。仕事は出来ても家庭的偏差値が低すぎて娘達にもバカにされるという、なんともかっこわるいお父さんなのです。ダサイ走り方、ファッションもイケてない、いつものカッコイイ顔は一瞬たりとも見せません。
 しかし、全く予期せぬ出来事が起きれば、誰だってアタフタするし、外見など構ってはいられないですよね? 父親の威厳を失っても、ありのままの自分で娘達に向かい合おうとする姿に共感し、人間の本質を見事に熱演したジョージの演技の幅の広さに拍手を贈りたい。長女とそのボーイフレンドの味のある演技も必見です。

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ストーリー

ハワイで妻と娘二人と暮らす敏腕弁護士マット(ジョージ・クルーニー)。ある日、妻がボート事故で昏睡状態になり意識が戻らないと医者に宣告される。折しも、先祖から受け継いだ壮大な土地の行く方をめぐる決断も迫られていた。そんな中、妻には恋人もいて離婚も考えていたことが発覚。人生の最大な問題を抱えたマットが選んだ道とは・・・。

 物語は切実なのですが、ところどころでクスッと笑えるユーモアが挟み込まれ、背景にはハワイの美しい自然が広がり、全編に流れるハワイアン・ミュージックに心癒され、なんだか癒し系映画をみているような気分にもなるから不思議。さらには、ジョージがカメハメハ大王の末裔という設定も笑えますが、血縁関係の問題は誰もが背負う道でもあります。

 この映画の原題は「子孫たち」。一つの家族の絆を描きつつ、実は誰もが誰かの子孫であり、次世代のために何が残せるのかという壮大なお話も描かれているのです。ユーモアをちりばめながら誰もが考える子孫のことを真摯にとらえた、このさじ加減が絶妙。「サイドウェイ」で全世界に絶賛されたアレクサンダー・ペイン監督の手腕には恐れいったわ。

 ロケを行ったのはハワイ。カウアイ島で最近人気のビーチ「キブ・ランチ」、お洒落な街ハナレイ、オアフ島はお馴染みのワイキキ、ダイヤモンドヘッド、カメハメハ大王像などがあるダウンタウン、最近パワースポットとして注目を集めているマカブウ岬エリアなど、名所がたくさん登場しますよ。観た後はハワイに飛び立ちたくなること間違いなし。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ファミリー・ツリー

  • 監督アレクサンダー・ペイン
  • 出演ジョージ・クルーニー/シャイリーン・ウッドリー/アマラ・ミラー/ニック・クラウス
  • 配給20世紀フォックス映画
  • 公開2012年5月18日(金)~センチュリーシネマ、TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。