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ヒューゴの不思議な発明

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ヒューゴの不思議な発明
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映画愛たっぷり! 感動の
3D映像マジックの世界へ

 これまで社会派サスペンスやバイオレンスを得意としてきたスコセッシ監督が最新作に選んだのは、意外にも児童文学を元にしたファンタジー。監督にとっては初の3D作品なります。
 1930年代のパリを舞台に、父を亡くした孤独な少年ヒューゴの冒険はドラマチックな映画創世記の時代へと広がります。ファンタジーと実話がミックスされる物語は、たまらなく映画愛に満ちた作品なのです。

 ヒューゴの父が遺した機械人形の謎解きからはじまり、駅でオモチャ屋を営む老人ジョルジュが、機械人形に深い関わりがあることが徐々にわかってくる前半は、「この先なにが起こるの?」「老人は何者?」と、映画ならではのワクワクする展開。後半は、伝説の監督ジョルジュ・メリエスの知られざる物語が明かされていきます。
 メリエスというのは実在する映画監督。元手品師で、映画の父リュミエール兄弟に感化され映画の世界に飛び込み、1902年に史上初の特撮を用いた「月世界旅行」を発表。その後も数々の作品を世に送った人で、特撮の父とも言われているんですよ。

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ストーリー

父の遺した壊れたままの機械人形と一緒に、駅の時計台に隠れ住む少年ヒューゴ(エイサ・バターフィールド)。ある日駅構内でオモチャ屋を営む謎の老人ジョルジュ(ベン・キングスレー)や、彼の養女イザベル(クロエ・グレース・モレッツ)と出会い、イザベルの首には機械人形の修復に必要な鍵のネックレスが。そして謎の機械人形が動きだす時、ジョルジュの過去も明かされていく・・。

 100年ほど前の当時のメリエスの撮影現場も再現されるのですが、興味深かったのはカメラの前に水槽を配した海中シーン。これは目の錯覚でみせる、まさに3Dの元となる手法じゃないですか! スコセッシは3Dをうまく用いて映画史のはじまりを表現し、映画の基礎を作ったメリエスをフィクションの世界に招き入れ、彼と子供たちを通して人生と挫折というテーマを見事ファンタジックに描いていきます。
 冒頭、カメラがパリの街にスピーディーに近づき、雑踏の中をくぐり抜けて、駅の中にするりと滑り込んでいく。この見事なオープニングからあっという間に監督の映像マジックに引き込まれてしまいました。

 映画を初めて体験した1世紀も前の人々の驚きと感動を、リアルに私たちに伝えており、改めて映画の楽しさ、面白さを実感させてくれます。 映画は元々エイジレスな娯楽です。映画が誕生した時のように子供はイマジネーションの世界にドキドキし、大人は子供の頃に戻ったようなトキメキを感じながら観賞できる作品です。

 本作は、本年度のアカデミー賞最多11部門ノミネートの傑作! ヒューゴを手助けするイザベルを、「キックアス」のヒットガールで大ブレイクしたクロエ・グレース・モレッツちゃんが演じているのも話題です!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ヒューゴの不思議な発明

  • 監督マーティン・スコセッシ
  • 製作ジョニー・デップ
  • 出演エイサ・バターフィールド/クロエ・グレース・モレッツ/ベン・キングズレー/ジュード・ロウ
  • 公開2012年3月1日~109シネマズ名古屋、TOHOシネマズ名古屋ベイシティほか[3D/2D同時公開]
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。