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旧式ロボットが繋ぐ父と子の熱
い絆。この冬一番の感動作!

 2011年の後半はスピルバーグ印の作品が目立ちますね。特に12月に入るとクリスマスやお正月が近づいてスピルバーグ作品の公開を心待ちにしていた、映画少女時代を思い出します。

 近年はプロデュース作品も目立ちますが、本作はスティーブン・スピルバーグが構想11年かけて、盟友のロバート・ゼメキスと共に製作総指揮を務めています。この二人といえば、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズの黄金コンビですよね。
 二人が監督に抜擢したのは「ナイトミュージアム」で父子の絆を描いたショーン・レヴィ監督。そして脚本をスポ根映画「コーチ・カーター」のジョン・ゲイティンズに託したのです。

 それぞれのジャンルのプロが激しい試合シーンで目を楽しませ、そして、心を通わせるドラマ部分では涙を誘う…。多彩な引き出しのある物語を丁寧に繋ぎ、見事なエンタテイメントに仕上がっています。男っぽい格闘技映画かとおもいきや、父と子の感動のドラマとして泣かされちゃっいました。

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ストーリー

かつて優秀なボクサーだったチャーリーは(ヒュー・ジャックマン)、妻子と別れただ自分の夢だけを追ってきた。2020年、ロボット格闘時代の到来によって夢を奪われた彼はロボット格闘技のプロモーターとして各地を転々としていた。ある日、彼の前に母を亡くした息子が姿を現し、険悪な雰囲気ながら一緒に暮らしはじめるのだが・・

 父を演じたのは、アメコミキャラやアクションなど、なんでもこなせるヒュー・ジャックマン。ほんとに芸達者ですよね。
 彼が出演を決意したのは父子のドラマだったことが大きな理由。VFXのロボットがスクリーンを圧倒する映画ではなく、ロボットは映画の入口的役目なのです。冒頭はヒュー演じるチャーリーが、息子マックスに対してとんでもない裏切りをするところから始まります。かつての恋人が遺した息子を、ロボットを買うために親戚に売り飛ばそうとするのです。ケンカばかりしている二人を取り持ったのは廃工場から拾った旧式ロボットATOM。ATOMは強くなる度に二人を本当の親子に近づけていくのです。

 このマックス役のダコタ・ゴヨくんが最高の演技を見せてくれるの。来日記者会見の際に、ATOMとモーテルの前で踊るシーンがお気に入りとうれしいそうに話してくれた。監督が子役の配役に悩んでいたとき、スピルバーグの助言で「特別に応援したくなるような、心をわしづかみにされるような子役がどこかにいるはずだ」と言われ、とにかくいろいろ探して、ダコタに出会った瞬間、スピルバーグが言っていたのはこれだ!と、閃いたそう。劇場を出るときには、誰もがダコタくんのファンになっていることは間違いありません。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ リアル・スティール

  • 監督ショーン・レビィ
  • 製作スティーブン・スピルバーグ/ロバート・ゼメキスほか
  • 出演ヒュー・ジャックマン/エヴァンジェリン・リリー/ダコタ・ゴヨ/アンソニー・マッキー
  • 公開12/9(金)~ミッドランドスクエアシネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。