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この愛のために撃て

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愛する妻のために疾走する夫
注目のフレンチアクション!

 デビュー作『すべて彼女のために』がポール・ハギス監督、ラッセル・クロウ主演『スリーデイズ』(9月公開)としてハリウッドリメイクされ脚光を浴びたフレッド・カヴァイエ監督。本作は、臨月間近の妻を誘拐された男の捨て身の救出劇を緊迫感溢れるアクションでたっぷり描いていきます。

 最近、2時間越えの映画が多い中、本作の上映時間は85分と短め。ホラーとアクションはこのくらいの時間がうれしいですねー。
 この短時間ですが中味はとても充実していまして、まさかの展開をてんこ盛りに押し詰めて、ラストまで疾走していきます。

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ストーリー

看護助手のサミュエル(ジル・ルルーシュ)は、ある日、出産間近の妻を何者かに誘拐され、彼が勤める病院から警察の監視下にある男を連れ出すよう要求される。訳も分からぬまま犯人の要求に従うサミュエルは、やがて警察からも追われる身に。孤立無援の状況下、妻を救うため彼は必死の思いで奔走する。

 フランス映画でこのタイトル、主人公はラブラブな夫婦ですから、ラブ・ロマンスかと思いがちですよね。ところが、まったく甘い内容じゃないのです。   妻が誘拐され、3時間以内にある男を連れて来いと言われた看護士見習いのサミュエル。連れて来いと言う相手は、大怪我はしているけど、すご腕の強盗犯。警備で警察は待機しているし、病院内にはたくさんの人の目もあり、こんな状態でどうやって連れ出すのか?!ハラハラどきどきの連続はサスペンスアクションの王道ですが、ハイテンションの緊張感を維持させる演出がウマイんです!
 病院や警察署内の混沌とした状況はもちろん、雑踏の中で主人公の姿が見え隠れする絶妙な描写は観る者の目を惹きつけ、まるで自分もその場所にいるような感覚になります。夫婦の愛と警察の汚職とを結びつけ、スリルと愛でグイグイ押しまくる物語。ラストもスッキリまとまって気分爽快です。

 強盗犯を連れ出してしまうのですから、サミュエル自身も警察に追われますが、彼は極悪犯でも警察官でもなく一般市民。でも、怪我をしながらも決して諦めず身重の妻の行方を追う姿は、逆に普通の人間の強さを感じさせるんです。
 愛する妻のために“必死”な姿に激しく心を揺さぶられました。戦闘スキルもなくただ、愛する気持ちだけで誰にも頼らず、愛妻を救おうとするこの主人公の切なる想いと男気を堪能してくださいませ。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ この愛のために撃て

  • 監督フレッド・カヴァイエ
  • 出演ジル・ルルーシュ/ロシュデイ・ゼム/ジェラール・ランヴァン
  • 公開8/13(土)~ゴールド劇場・シルバー劇場にて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。