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ゲンスブールと女たち(R15+)

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ゲンスブールと女たち(R15+)
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数多の女性を虜にした
伊達男の破天荒な人生

 ユダヤ人で“醜男”というコンプレックスを抱えながら、数多の美女たちを虜にした伊達男、1991年、62歳で急逝した芸術家、セルジュ・ゲンスブール。
 作詞家・作曲家・歌手・映画監督・俳優・画家と多才な才能を持ちながら、反骨精神も強く、タブーなんて何のその。かなりエッチな歌や、作品を作っては、世間を驚かせてしまう、まさに“異端児”だった彼は、今なお世界中のアーティストたちに影響を与え続ける偉大なカリスマです。

 酒と煙草、音楽と自由をこよなく愛し、スキャンダラスな話題にも事欠かさず、ブリジット・バルドーやジェーン・バーキンとの熱愛ぶりは有名ですが、彼はプフランス・ギャル、ジュリエット・グレコ、現在ジョニー・ディップのパートナーであるヴァネッサ・パラディなど、多くの女性の才能を開花させ、娘であり女優のシャルロット・ゲンズブールまでも、その魅力を余す所なくスクリーンに表現しているのです。

 さて、波乱万丈な彼の人生を語るのに、二時間は短すぎると心配したのですが、ファンタジーの要素にあふれた、個性的な伝記映画に仕上がっていて満足。実写にアニメーションが盛りこまれていたり、空想上のキャラクターが登場したり…。ゲンスブールを敬愛して止まないコミック作家、ジョアン・スファールが、独自の感性と切り口からその生涯を甦らせました。

ストーリー

1928年パリ。リュシアン(エリック・エルモスニーノ)はユダヤ人の両親のもとに生まれる。成長した彼はキャバレーでピアニスト兼歌手として働き、歌手デビューを果たす。その後も数々のヒットを飛ばし、やがて彼は当時人妻だったブリジッド・バルドー(レティシア・カスタ)と禁断の恋に落ちる。

 ギョロ目、わし鼻、デカ耳など、主演のエリック・エルモスニーノがゲンスブールの容姿、声、そして仕草に至るまで驚くほど似ているんです。なんといっても実在する超有名な“女たち”を演じる女優たちの魅力的なこと! 彼が生涯で最も愛したと言われているブリジット・バルドー役は、トップモデルで女優のレティシア・カスタ。彼女の登場シーンは身震いするほどカッコイイのです。バルドーが当時気に入っていた3連ネックレスや脇腹のホクロまで忠実に再現されているんですよ。裸にシーツを巻き付けたまま、ピアノに腰掛けてゲンスブールと曲を作るシーンはホントに微笑ましかった。
 彼の遺した名曲の数々も堪能できますので、艶っぽい音楽と個性的な映像に酔いしれて欲しい。お洒落カップルにオススメ!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ゲンスブールと女たち(R15+)

  • 監督ジョアン・スファール
  • 出演エリック・エルモスニーノ/ルーシー・ゴードン/レティシア・カスタ/ダグ・ジョーンズ/ミレーヌ・ジャンバノワ/アナ・ムグラリス
  • 公開5/28(土)~伏見ミリオン座にて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。