デート映画一覧
デート映画

キッズ・オールライト

映画館
キッズ・オールライト
おすすめデート映画
写真

ママが2人!? ちょっと変わった
家族の米国版ホームコメディ

 すれ違いの中年夫婦と思春期の娘と息子。どこにでもあるような中流家庭の日常をコミカルに描いたハートフルコメディなのですが、よくある話とちょっと違うのは、この家族にはママが2人いるのです。そう、両親はレズビアンのカップルなのです。
 この4人家族にある日突然加わったのは、遺伝子上の実の父親。養子の多いアメリカでは日常にあることらしいのですが、子供達は18才になると自分の出生の秘密を知る権利を得ることができるのです。大学進学を間近に控えた長女のジョニは、自分の“製造元”を知りたくなり、ママに内緒で父親と連絡を取り、すぐに意気投合。そのことを知ったママたちは、ことが大きくなる前にと父親を家族の食事会に招待することに。夫婦の倦怠期とはいえ平穏な4人家族に異物が混入するわけですからね。さ~てどんな化学反応をみせるのでしょうか・・!

 レスビアンカップルの赤裸々な私生活は、触れてはいけない見てはいけない、でも知りたい。そんな観客心をぐっと掴みつつ、家庭と仕事の葛藤、浮気を見つけてケンカ、子供が反抗期などのエピソードは男女夫婦の家族とまったく変わりません。長年暮らせばどんなカタチの夫婦だって、大小あるにしろ問題は次から次へと出てきます。マイノリティな夫婦の物語ですから、最初は戸惑いながら観ていましたが、家族のドタバタぶりに途中から大笑いしてしまいました。

写真
ストーリー

ジョニ(ミア・ワシコウスカ)と弟レイザー(ジョシュ・ハッチャーソン)は、それぞれの母親と一緒に仲良く幸せに暮らしていた。ある日、自分たちの遺伝子上の父親の存在が気になり始めた姉弟は、2人で実父を訪ねる。そのことがきっかけで家族の関係がきしみだす。

 16才の息子が両親のポルノ映画を友人と見つけ、ママ達に「なぜ、レズなのに男同士のエッチなビデオを観ているの?」と質問するシーンが好き。ママ2人の目が泳ぎ、あたふた言い訳するところがなんとも面白い。子供達はお家事情をしっかり理解し、それに対していやがっていないという点にも驚きました。
 夫婦の目線、子供目線、本当の父親目線と、色んな角度から観ることが出来るのも本作の魅力です。

 2人のママを演じるのは、ベテランのジュリアン・ムーアとアネット・ベニング。本作は、ジュリアンの為に書かれた脚本で、相手役にアネットを指名しています。アネットは見事本作で数々の映画賞を受賞しましたね。両者とも素晴らしい演技を披露しています。娘役のミア・ワシコウスカは「アリス・イン・ワンダーランド」のアリス役の子。18才にしてあの色っぽさにドキドキ。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ キッズ・オールライト

  • 監督リサ・チョロデンコ
  • 脚本リサ・チョロデンコ/スチュワート・ブルムバーグ
  • 出演アネット・ベニング/ジュリアン・ムーア/マーク・ラファロ/ミア・ワシコウスカ
  • 公開4/29(祝)~センチュリーシネマにて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。