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英国王のスピーチ

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英国王のスピーチ
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本年度アカデミー賞大本命!
名優たちが奏でる感動の実話

 本作の主人公である現・女王エリザベスの父、ジョージ6世は第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた王様なのですが、いまもなおロマンチックに語られている兄エドワードとシンプソン夫人の“王冠をかけた恋”の派手なエピソードのほうが有名で、ジョージ6世が吃音に悩んでいたことはあまり知られていません。
 ジョージ6世は幼い頃から吃音が原因で人前に出ることをいやがり、真面目で誠実なだけが取り柄のジョージが兄の代わりに望まぬ座につくことになります。周りの人々に支えられ、立派な王になっていく過程が彼の人柄そのもののように丁寧に描かれていきます。心にじんわり温かな余韻がのこる素晴らしい作品です。

 国王とはいえ普通の人と同じように欠点や弱みを抱えているこのキャラクターにとても親近感が湧き、惹きつけられました。障害と闘い、それを見事に克服し、しかも第二次世界大戦という困難な出来事にも耐え抜いた王ですが、彼を支えた二人がいたからこそ彼は変われたのです。そのひとり、妻のエリザベスは、おおらかで優しく母性に溢れ、決して無理強いをさせず、笑顔を絶やしません。

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ストーリー

子供の頃から悩む吃音のために無口で内気な、ジョージ6世(コリン・ファース)。しかしナチスドイツとの開戦に揺れる国民は、王の言葉を待ち望んでいた。型破りのセラピスト、ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)の友情と妻の愛情に支えられ、渾身のスピーチに挑むのだが・・・。

 そしてもう1人は役者崩れのスピーチ矯正の専門家ライオネル。ウィットに富んだ会話や、体を使った型破りな治療法は思わずクスクス笑ってしまいました。治療を続けながら、2人が衝突を繰り返してお互いを受け入れていく様は友情の本質をも映し出していきます。
 父であるジョージ5世が亡くなった時、ライオネルの自宅を訪ね、診察ではなく友人として父と兄への複雑な思いと幼い頃のトラウマを話すシーンは心が震えました。ライオネルは王にとってはじめて本音が言える友人となったのです。この二人は、後もずーっと友達だったというエンドロールでのテロップで涙がとまりませんでした。最後の最後まで感動させてくれる傑作です!

 本作はすでに世界の映画賞で43もの賞を受賞し、アカデミー賞12部門の最多ノミネート! 主演のコリン・ファースはもちろん、妻役のヘレナ・ボナム=カーター、ライオネルを演じたジェフリー・ラッシュと、3人とも受賞間違いなしでしょ! 2月27日発表のアカデミー賞本戦は大注目です。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 英国王のスピーチ

  • 監督トム・フーパー
  • 出演コリン・ファース/ジェフリー・ラッシュ/ヘレナ・ボナム=カーター
  • 公開2/26(土)~TOHOシネマズ 名古屋ベイシティ、名演小劇場ほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。