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サクセスストーリーの裏にある
深い人間ドラマに注目

 みなさんはインターネット上で人と人との交流の場を提供するSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を利用していますか? 日本ではmixiとツイッターが主流のようですが、SNSの世界最大手は「Facebook」で、今や利用者は5億人を超えています。本作はハーバードの大学寮で産声を上げた「Facebook」がどのように巨大ITカンパニーになったかを描いたサクセスストーリーの“光”ではなく、その裏に潜む“影”の部分を追求していく実録ドラマ。

 時間軸に沿って仲間同士の裏切りや盗用疑惑、天才ゆえの孤独、そして訴訟裁判を実にスリリングにあぶり出していきます。
 これがもう総合的に手放しで面白い! アクションもなければ、クライマックスもなし。感動を与える物語でもないのですが、実在の主人公の人物像そのもので、彼のサクセスストーリーが身近に感じられるせいか妙にツボにはまった。

 そして私の耳と脳を刺激したのは、IQの高い人たちのマシンガンのような知的バトルトーク。ほんの一言で味方が敵になり、瞬く間に人間関係が壊れてしまう恐ろしさ。会話の密度の濃さと速さに圧倒され二時間なんてあっという間! 良質なサスペンスをみているようでした。ちなみにこのハーバード流マシンガントークについては同大学の卒業生であるナタリー・ポートマンが監修しているそうです。(ナタリーがハーバードだったとは驚き!)

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ストーリー

2003年、ハーバード大学の学生マーク・ザッカーバーグ(ジェシー・アイゼンバーグ)は学内で友人を増やすためのサイトを親友のエドゥアルド(アンドリュー・ガーフィールド)と共に立ち上げる。サイトは瞬く間に学生たちの間に広がり、社会現象を巻き起こすほど巨大に成長していくが・・・。

 主人公のマーク・ザッカーバーグには大ブレイク中のジェシー・アイゼンバーグ。天才=究極のオタクが超ハマリ役で、成功者なのにどこか憐れを誘うその表情には脱帽です! マークの親友役エドゥアルドに新スパイダーマンに抜擢されたアンドリュー・ガーフィールド、さらにアーティストのジャスティン・ティンバーレイクなど若手実力派たちが熱演しています。監督は刺激的な映像を放ち続ける巨匠、「セブン」「ベンジャミンバトン 数奇な人生」のデヴィット・フィンチャー監督。人間ドラマの合間に映し出される成功者たちを憐れむような空や街の景色が印象的でした。何度も繰り返し観たくなる名作の誕生です。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ソーシャル・ネットワーク

  • 監督デヴィット・フィンチャー
  • 出演ジェシー・アイゼンバーグ/アンドリュー・ガーフィールド/ジャスティン・ティンバーレイク
  • 公開1/15(土)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。