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リッキー

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かわいくて、ユニーク! 幸せ
を呼ぶ赤ちゃん「リッキー」

 フランスの俊英「8人の女たち」「まぼろし」のフランソワ・オゾン監督が描く風変わりな家族のお話しは、翼を持った赤ちゃんがバラバラになった家族を結びつけるというヒューマンドラマ。ファンタジー要素をユーモラスに表現しつつ、労働階級の現実、家族の意義や母性のあり方について描いています。
 単純なファンタジーに逃げないところがオゾンらしいですが、今回は赤ちゃんの背中に翼がはえてくる特殊造形や、翼のはえた赤ちゃんが空中をふわふわ飛び回る特撮など、新たな演出にも挑戦しています。

 7歳の娘をもつシングルマザーのカティは、勤めている工場で職場の新人パコと恋に落ち一緒に暮らしはじめます。最初は反撥していた娘リザもパコに心を開きはじめ、やがて赤ちゃんが誕生。それが、つぶらな瞳でまんまるほっぺの可愛いリッキーです。彼を通じてバラバラだった家族が本当の家族になろうとしていた頃、リッキーに異変が起きます。

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ストーリー

郊外の団地で娘のリザ(メリュジーヌ・マヤンス)と暮らすシングルマザーのカティ(アレクサンドラ・ラミー)は、単調な日々を送っていた。ある日、カティは職場の新人パコ(セルジ・ロペス)と恋に落ちともに暮らし始める。やがて、カティとパコの間に子どもが誕生しリッキーと名付けられ・・。

 翼がはえるというユニークな設定も好きですが、新しい家族、赤ちゃんが出来たことで夫婦、家族関係がどう変化していくかが実にリアルに描かれています。子供の世話に追われ、家庭内での口げんかが多くなり、夫は少しずつ帰宅時間が遅くなる。なんとか修復しようとしてもまたケンカ・・。歯車があわない時ってありますよね。本作はファンタジーの要素を持ちながらも、誰もが経験する日常の生活をしっかりおさえているのです。
 男性がみても共感する部分は多く、特に妻が留守中に夫が赤ちゃんのおむつをかえるシーンなど、子育て経験のある男性には懐かしいと思いますよ。オゾンは女性の心情を描かせたらピカイチですが、本作では登場する男性の描写もしっかり描いています。

 とにかく赤ちゃんリッキーを演じたアルチュール・ペイレちゃんの愛らしさがたまりません。こんなにストーリーにフィットする表情ができる赤ちゃんはみたことがない! 通常赤ちゃん役は双子をつかいますが、彼の場合は1人で演じきったそう。とにかく可愛い!!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ リッキー

  • 監督フランソワ・オゾン
  • 出演アレクサンドラ・ラミー/セルジ・ロペス/メリュジーヌ・マヤンス
  • 公開12/25(土)~名演小劇場にて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。