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十三人の刺客 (PG-12)

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十三人の刺客 (PG-12)
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豪華キャスト全員がハマリ役
勇壮&悲壮な表情にシビレる!

 「クローズZERO」シリーズなど、様々なジャンルの作品で見る側を常に楽しませてくれる三池崇史監督が、63年に映画化された名作「十三人の刺客」を新キャラなどを織り交ぜ、現代風にアレンジした痛快作です。

 時は幕末。明石藩主で徳川将軍・家慶の腹違いの弟・松平斉韶の暴君ぶりは目に余るものがありました。それを訴え、明石藩江戸家老・間宮が老中・土井家の門前で切腹して果てます。翌年に老中への就任が決まっている斉韶をこのままにしておけば国の存亡に関わると判断し、お目付役島田に密命が下され、その元に12人の義士が集まります。

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ストーリー

罪なき民衆に不条理な殺りくを繰り返す暴君・松平斉韶(稲垣吾郎)を暗殺するため、島田新左衛門(役所広司)の下、13人の刺客が集結。主君に仕える鬼頭半兵衛(市村正親)ら300人超と13人の壮絶な戦いがはじまる。

 13人の刺客が命を狙う将軍の弟、松平斉韶。この殿様がものすごいインパクトで、冒頭の30分で残虐非道で猟奇的な人物像をこれでもか!これでもか!と見せつけられ、しかも自分の命が狙われているという瞬間をも楽しんでいるサイコぶりにも驚愕。この殿が酷いからこそ、刺客側の使命の重さ、明石藩家臣の悲哀の重さが深くなり、大義のために命を投げ出す男たちの生き様が心にズンと響いてくるのです。

 この暴君を演じるのはSMAPの稲垣吾郎。バラエティー番組などで吾郎ちゃんを見る度、暴君・斉韶の印象が強烈すぎて身震いしちゃう。
 もちろん13人の刺客を演じた豪華キャストはそれぞれの個性を生かしたキャラクターで見事なハマリ役。役所広司、山田孝之、伊勢谷友介、沢村一樹、古田新太、伊原剛志、松方弘樹らが血気盛んに気勢をあげています。

 ラスト50分にわたる凄まじい大立ち回りはド肝を抜かれ、これぞ男の中の男。この大迫力の死闘は、観る側まで闘っているような感覚になり、鑑賞後は座っているだけなのになぜかぐったり(笑)。それだけ13人の命を賭けたパッションが伝わってきたということかな。
 己の命を賭けた大博打に挑む男たちの、勇壮かつ悲壮な面構えにシビレっぱなし! 彼らの見事な散り際には思わず拍手を贈りたくなります。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ 十三人の刺客 (PG-12)

  • 監督三池崇史
  • 出演役所広司/山田孝之/伊勢谷友介/松方弘樹/稲垣吾郎/沢村一樹/ 伊原剛志/古田新太
  • 第67回ヴェネチア国際映画祭 コンペティション部門 正式出品作品
  • 公開9/25(土)~ピカデリーほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。