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ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~

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ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~
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時代は変わっても初恋はいつも眩しい。二人の恋に胸キュン!

 19世紀半ばのニュージーランドを舞台に、ひとりの女と二人の男がピアノを媒体にして展開する3角関係のドラマ「ピアノ・レッスン」で、カンヌではパルム・ドール、アカデミー賞では主要3部門獲得したジェーン・カンピオン監督の最新作。今までの作品は、女性監督ならではの視点で、傷ついた女性を官能的に描き、大胆であからさまな愛情表現が多かったのですが、今回はとてもピュアで清楚な恋物語になっています。

 若くして亡くなった19世紀を代表するイギリスの有名なロマン派詩人ジョン・キーツと、叶わぬ恋のお相手ファニーとの初めての恋。

 キーツは名詩人としてその名を残し、没後も名詩人たちに影響を与えた偉大な人で、ファニーと恋をしてから他界するまでの2年間には燃え盛るような創造性に溢れた作品を書いたと言われています。

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 タイトルのブライト・スター(明るい星)とは、かつてキーツがファニーに宛てた詩の中で、彼女のことを指して用いた言葉。

 私は、キーツという詩人を知らなければ詩を読む趣味もないので(苦笑)、観る前はこ難しいそうな文芸作と思っていました。ところが、キースが詩を朗読するシーンはバラードを聴いているかのようにすんなりと受け入れられたのです。

 ファニーの気持ちになって、トキメキながらキースの手紙(詩)を待つ自分がいた。恋する二人の心情に、時代は関係ないんです。恋人たちの激しくも切ない気持ちを、飾らず正直に表現しているところが現代人にも共感できると思う。

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ストーリー

1818年、ロンドン郊外のハムステッドで詩人としての才能を開花させ始めたジョン・キーツ(ベン・ウィショー)は、居候先の隣人、ブローン家の長女ファニー(アビー・コーニッシュ)と出会う。ファニーとの純愛は彼を詩人として成長させるが、ある日、彼は結核を患ってしまう。

 そしてお気に入りは、本年度アカデミー賞衣装デザイン賞にノミネートされたファニーの衣装。裁縫が得意というファニーの手作りドレスたちに目を奪われっぱなし。フリルが特徴のシフォンブラウスや大きな襟のピンクのコートドレス、草木染めのチェックのコットンブラウス・・・。ラベンダー畑の中でキースの詩を読む時のデニムのエプロンドレスは今すぐ欲しいアイテム。シルクスーツに手縫い刺繍のアスコットタイコーディネイトも、どれをとってもカワイイしお手本になります。また、お出かけ着に合わせたキュートな帽子もステキ。夏に活躍しそうなリボン付きのストローハットは今すぐ欲しい!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ブライト・スター ~いちばん美しい恋の詩~

  • 監督ジェーン・カンピオン
  • 脚本ジェーン・カンピオン
  • 出演アビー・コーニッシュ/ベン・ウィショー/ポール・シュナイダー/ケリー・フォックス
  • 公開6/5(土)~伏見ミリオン座にて
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。