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ダレン・シャン

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ダレン・シャン
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主人公の数奇な運命にドキドキウワサのダーク・ファンタジー

 今年はファンタジー新世紀とよびたくなるほど洋画はファンタジー三昧。 そんな中、ハリウッド映画の“旬”をいくつも兼ね備えているのが本作。「トワイライト」シリーズなどこの頃流行のバンパイアものにあるように、主人公となるモンスターがティーンズでイケメン、物語の軸は彼らの青春ドラマ、若き俳優達を支える名優達の活躍、さらには、驚くべきビジュアルが繰り出すファンタスティックな世界観など見どころが満載です。

 誰でも子供の頃は見るもの触るものみんな新鮮で、頭の中は空想世界が常に描いていたと思います。私はかなりの空想少女だったわ。でも、大人になるにつれ、現実を見てしまうと自分だけが取り残されたような孤独感を感じてしまう。 主人公のダレン・シャンが家族と別れ、親友と決別してある事件をきっかけにバンパイアとして新しい世界に飛び込んでいく。それは成長期と同じように目の前の孤独を受け入れていくことなのです。ファンタジーなのにどこか現実的なのは、かつて自分が経験した葛藤や成長、そして青春の光と陰を見事に捉えているからだと思います。

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ストーリー

平凡な家庭に生まれ育った優等生のダレン・シャン(クリス・マッソグリア)。ある日、巨大な毒グモにかまれた親友を救うためバンパイアと取引きした彼は、ハーフ・バンパイアに。風変わりな人々が集うサーカス団に身を寄せ、バンパイア修行に励む。

 もちろんファンタジーにはかかせないクリーチャー(モンスター)もたくさん登場。視覚的に楽しませてくれるのはダレンの新しい仲間となるサーカス団の面々。オオカミ男にヘビ少年、ヒゲ女にモンキー少女。それぞれの出番は少ないけど、常人から阻害された悲しみを漂わせながらも強く生きるという背景も手伝って、ものすごくキャラが立っている。このサーカス団の団長には我らが渡辺謙。とてつもない長身でものすごく広いおでこで登場するので思わず噴き出しちゃいました。監督が伊丹十三の「タンポポ」をみて彼の起用を決めたとか。オーデション重視のハリウッドが大作を名指しで起用するのは稀なこと。謙さんスゴイ!

 そして、日本映画界に負けじとハリウッドもザックやパティンソンなどの若手イケメンブーム。ただし、海外では顔がいいだけじゃ生き残れない。その点、ダレン役のクリス・マッソグリア君はルックス&演技力ともに文句なし!ジョニデタイプの個性派スターになる予感がします。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ダレン・シャン

  • 監督ポール・ワイツ
  • 脚本ポール・ワイツ
  • 出演クリス・マッソグリア/ジョシュ・ハッチャーソン/ジョン・C・ライリー/渡辺謙
  • 公開3/19(金)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。