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プリンセスと魔法のキス

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プリンセスと魔法のキス
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手描きアニメの温もりと
レトロさが心地いい

 ロマンチックでファンタジックなミュージカルアニメの主人公、新しいプリンセス「ティアナ」はいままでいそうでいなかったようなプリンセスです。

 ティアナは亡くなったお父さんの夢だったレストランを開くため、仕事を掛け持ちする頑張りやさん。「お前が店を持つなんて出来るはずがない」という周りの声に傷つきながらも自分の夢に向かって猪突猛進。現代の起業家ワーキングウーマンを思わせます。

 ティアナは歴代のプリンセスと違って自分で考え、悩み、選び、自分の足で生きていくことの喜びや幸せに満ち溢れています。その感動をよりリアルにしているのが、手描きのアニメーション。ここ数年、CG一辺倒だったディズニーが伝統に立ち戻り、手描きアニメ(2D)を復活させたのです。柔らかい温もりある、ロマンチックな手書きの映像はホントに美しいですよ。

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ストーリー

いつの日か自分の手で夢を実現させたいと願うティアナ。ある日、ティアナの前に、言葉を話す一匹のカエルが現れる。かつて王子だったころ、呪いによって姿を変えられてしまったと語るカエル。魔法を解くためにキスしてほしいというが・・・。

 劇中で心に残ったセリフの一つが、「食べものは、あらゆる人をひとつにする。おいしい食べものは、ひとの心を温めて笑顔にするんだ」。これはティアナのお父さんの言葉。貧しいけど父が作る美味しい料理を囲んで、家族も近所の人もとても仲良く暮らしています。そのお父さんから受け継いだティアナの料理の腕が、ストーリーのカギとなっていくのよね~。ティアナの得意料理の穴がなくて四角いドーナツ「ベニエ」やニューオリンズの野菜とお肉の煮込み料理「ガンボ」がすごく美味しそうでした。

 ティアナ達が呪いを解いてもらおうと訪ねていく魔法使いのおばあさんの言葉も深い。「人間に戻ってレストランを開きたいの!」と夢を語るティアナに対して「望み(夢)と必要は違う。願いを叶えるには、行動することも大切だけど自分の根本を見直し、今の自分に何が必要か考えることよ」。この言葉は、後輩のアドバイスなどに使わせていただいていますが(笑)、じつは自分が一番ドキッとした言葉でもあります。

 夢を追う女性ティアナと、カエルに姿を変えられてしまった王子様。「どうせ女性のキスでカエルが王子様に戻るってやつでしょ」と思っていると、ひと味もふた味も違う展開の予測できない大冒険に驚きますよ!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ プリンセスと魔法のキス

  • 監督ジョン・マスカー/ロン・クレメンツ
  • 出演(声)アニカ・ノニ・ローズ/ブルーノ・カンボス
  • 公開3/6(土)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。