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前代未聞の物語設定と
少女が起こす奇跡に感動!

 「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズで21世紀の映画界にファンタジー旋風を巻き起こした寓話の革命児ピーター・ジャクソン。「ロード~」の時にインタビューさせていただきましたが、劇中に出てくるCGIキャラクターのリアルな動きや豊かな表情について、「ボクは常にファンタジーの中にリアリティを追求しているんだ」と、目をキラキラさせながら、いい意味でおたく度を存分に語ってくれた。

 そんな彼が今回手がけたのは一風変わったファンタジー。アリス・シーボルトの同名小説を映画化したもので、14歳で殺されてしまった少女が、残された家族や友人たちが立ち直っていく姿を天国の入り口から見守り続けるというファンタジックな感動ドラマ。

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ストーリー

スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)は、14歳のときにある者に襲われ殺されてしまう。父(マーク・ウォールバーグ)は犯人探しに明け暮れ、母(レイチェル・ワイズ)は愛娘を守れなかった罪悪感に苦しむ。崩壊していく家族の姿を天国から見守るスージーは・・・。

 小説では少女の身に起こった出来事が淡々かつドライに描かれているので、これをどのようにピタジャク流ファンタジーにするのか?!と、興味津々でしたが、作品全体を芸術的で怖可愛い世界観で埋め尽くし、小説からは重要な要素だけを拾って物語を再構築しているので、映画を見終わった後と小説を読み終わった後とでは、ちがった印象になりました。ファンタジー色の少ない題材が監督流に染まり、サイケデリックで革新的な映像美と共に温かく、美しく、そして希望に満ちたユニークな物語として生まれ変わったのです。

 また、誰もが興味をもつ死後の世界に焦点をあてているのも面白かった。みなさんは「死んだ」という事を息絶えた本人はいつ分かると思いますか?スージーは魂が肉体と繋がりを持たなくなった瞬間は、まだ自身が死んでしまった事を知らない。本作ではスージーが自分の死を自覚するまでの段階をミステリアスに描いており、さらに彼女自身がその謎を解いて行く展開がとても面白いのです。観る側がスージーに同化することによって、監督のいう“ファンタジーの中にリアリティを体感する”ことになるのです。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ラブリーボーン

  • 監督ピーター・ジャクソン
  • 脚本ピーター・ジャクソン
  • 出演シアーシャ・ローナン/マーク・ウォールバーグ/レイチェル・ワイズ/スーザン・サランドン
  • 制作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ
  • 公開1月29日(金)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。