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米ヴォーグ編集長から学ぶ
働くことの厳しさと快感

 米版「ヴォーグ」誌のカリスマ編集長 アナ・ウィンター(「プラダを着た悪魔」のモデルといわれている)の仕事ぶりを追ったドキュメンタリー。アナといえば、泣く子も黙るファッション界のクィーン。アメリカ女性の約10人に1人、1300万人が読むという米版ヴォーグから全世界の流行を発信し、3000億ドルという地球規模のファッション産業でもっとも重要な人物と言われています。本作では、年に一度の特大号である9月号を制作中のヴォーグ編集部内に潜入し、妥協を許さないアナの仕事ぶりをリアルに垣間見ることができます。アナのためだけに行われるイヴ・サンローランの新作プレゼン、新進デザイナーのデザインチェック、写真家マリオ・テスティーノの表紙撮影など、今まで見られなかったモードの裏側が次々と映し出されます。またアナの娘ビー・ジェイファーのインタビューなどプライベート部分も見逃せません。

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ストーリー

2007年、米版「ヴォーグ」9月号の締切り5か月前。秋の特大号であり、一年で最も重要な号の準備に編集長アナ・ウィンターは忙しい。トレンド傾向を見極め、テーマを決め、部員から提案される掲載候補服の採用を決めるなど、分刻みで仕事をこなしていくアナ。

 最も私が興味を持った人は、アナの右腕ともいえるクリエイティブディレクター、グレイス・コディントン。19歳から28歳までヴォーグのモデルを務め、その後は英国版ヴォーグのエディターを経てアナの戦友に。40年もヴォーグに携わっているということは…、ナント現在68歳!世界のファッションの流行を作るといっても過言ではない最前線の職場で、アラセブンとなった今もバリバリ仕切っている女性なのです。きっちり仕事をして、言うべき事はちゃんと言う、プロフェッショナルな仕事スタイルにも尊敬の念がわきました。

 厳しいアナを通じて見えてくるのは、働くことの厳しさと快感でした。アナのまわりのグレイスをはじめ、カメラマン、アシスタントたちは、自分の意見が通らなくて悶々とする。自分の意見を通すこと=それについてくる責任、それが最良の判断なのか迷う様など大いに共感できます。働くすべての女性達への助言ともいえる本作は「ファッション命」の人でなくても、きっと心打たれるはず。働くことに疲れたらぜひ勇気と感性をもらいに本作を観て欲しい。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ファッションが教えてくれること

  • 監督R・J・カトラー
  • 出演アナ・ウィンター/グレイス・コディントン/タクーン・パニクガル/シエナ・ミラー
  • 公開11/14(土)~伏見ミリオン座
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。