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それでも恋するバルセロナ

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ウディ・アレン流!
スリリングな恋のお伽話

 先日、怪しげな「マッサージ占い」に行ったところ、私の前世は「スペインの踊り子」だと言われました。な~るほど、だからスペイン映画が大好きなのかな。スペインの巨匠ペドロ・アルモドバル監督作品を見るといつも魂がうずき泣けてくるし、‘スペインの種馬’といわれたセクシー俳優アントニオ・ヴァンデラスは、20年前からの大ファンで勝手に運命を感じていた。コーエン兄弟の「ノーカントリー」で強烈な髪型をした殺人鬼役のスペインの名優ハビエル・バルデムを見たときも、前世からの繋がりを感じたんだよね~(笑)。

このハビエルがあの鬼才ウディ・アレンの映画に出演するとは驚いた。アレンは長年ニューヨーク映画を撮り続け、それは観客にとってはごく自然なことでしたが、2005年から彼の冒険がはじまり、イギリスを舞台に3作品、そして次なる場所はスペインのバルセロナ!?

 アレンとスペインはあまり結びつかなかったけど、本作はまぎれもなくストーリーテリングの天才ウディ・アレン映画だった。二人のアメリカ女性のバルセロナでの滞在が、セクシーかつ皮肉的な笑いに包まれているのです。恋愛観の違う女友だちが夏のバカンス先で同じ男を愛してしまう。魅力的なバルセロナの街なら、そして超セクシーなハビエル演じる画家アントニオが相手ならそれもアリでしょ。

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ストーリー

夏の休暇でバルセロナに訪れたクリスティーナ(スカーレット・ヨハンソン)とヴィッキー(レベッカ・ホール)は、画家のフアン・アントニオ(ハビエル・バルデム)に惹かれていく。ある日、彼の元妻のマリア・エレーナ(ペネロペ・クルス)が舞い戻ってきて、おかしな同居生活がはじまる。

 二人のひと夏のアバンチュールに、アントニオの元妻で激情的破壊型のマリア・エレーナが加わり、この4角関係はさらにスパーク! お伽話のようなナレーションと共に物語は思わぬ方向へ進んでいきます。元妻を演じたペネロス・クルスは、中盤からの登場にもかかわらず全ての人物の中で一番強烈な印象を残していて、本年度のアカデミー賞助演女優賞受賞にも納得の演技。ハビエルも素敵だけど、それ以上にペネロペ・クルスの鋭い目つきや、髪をかき上げる時の美しさは同姓ながらドキッとしちゃった。こんなに物語の舞台やキャラクターに恋する魅惑的な映画は久しぶりデス。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ それでも恋するバルセロナ

  • 監督ウディ・アレン
  • 脚本ウディ・アレン
  • 出演ハビエル・バルデム/スカーレット・ヨハンソン/ペネロペ・クルス
  • 公開6/27(土)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。