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MW-ムウ-

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玉木宏が笑顔を封印。美しい
ダークヒーローぶりは必見

 日本漫画界の大巨匠手塚治虫が遺した最大の問題作ともいわれている「MW ムウ」。タブーと言われるテーマの衝撃性とスケール感の大きさから、映像化は不可能といわれてきた本作がついに映画に。子供の頃から慣れ親しんだ「鉄腕アトム」や「ジャングル大帝」とは違い、バイオレンス、裏切り、政治悪などあらゆる現代社会の病理を描いた物語で、読者に対して‘人間の善悪とは?’というテーマを投げかけているのです。

 観賞後は日本映画もここまで来たか!と、ハリウッド並みのスケールの大きさに驚くはず。ダイナミックなアクションと深いテーマに原作ファンも納得のいく一本です。

 美しきダークヒーロー結城を演じた玉木宏さんは、いつもの爽やか笑顔を封印し冷酷卑劣な悪役に初挑戦。インタビュー時も、役になりきっていたのかクールバージョン。悪役とはいえ、何が悪で何が善かを問われる物語なので、その感情表現について聞いてみた。「結城は大きな動きをして人間らしい仕草を出したらダメ。台詞回しも歩き方もロボットのようにしていました」。たしかに、生気を感じられない玉木さんの鋭い眼差しは脳裏に残った。美しいからよけいにゾクゾクしちゃうのね。

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ストーリー

16年前にある島で恐ろしい事件が発生。その事実は政府の周到な隠蔽工作によって忘れ去られるはずだったが、二人の少年が生き延びていた。1人は神父へ、もう1人は復讐に燃えるモンスターへと成長し、すべてはそこから始まった・・・。

 その結城を追う熱血刑事役は石橋凌。彼が所属していたロックグループARBの大ファンだったから会うのが楽しみでした。本作の中で一番人間味を感じる役だけに、石橋さんは、結城との対比を大事にしたそう。冒頭から結城を追って走る!走る! ほとばしる汗、激しい鼓動と息づかい、部下を失ったときのオーバーすぎるほどの演技などすべて計算どおり。見る側はこの刑事に身を委ね、物語の経過を見守ることになるのです。

 取材前、映画のように石橋さんに銃を向けられたい!ってお願いしてみたら、ほんとにスーツの内ポケットから銃を取り出す真似をしてくれたのです。このまま撃たれてもいいと思うくらい嬉しかったデス。(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ MW-ムウ-

  • 監督岩本仁志
  • 原作手塚治虫
  • 出演玉木宏/山田孝之/石橋凌/石田ゆり子
  • 公開7/4(土)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。