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レスラー(R-15)

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レスラー(R-15)
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ミッキー・ロークの魂の演技に
思わず胸が熱くなる!

 今年のアカデミー賞作品は近年稀に見る粒ぞろい。作品賞の「スラムドッグ・ミリオネア」しかり、「愛を読む人」「それでも恋するバルセロナ」に「MILK」。そして、忘れちゃいけないのがミッキー・ローク主演の「レスラー」です。

 ロークといえば、「ランブル・フィッシュ」「ナイン・ハーフ」など80年代のセックス・シンボルといわれ老若男女に大人気だった大スター。90年代には俳優業はそっちのけでプロボクサーとしてリングに立つようになりますが、顔にダメージを負い、俳優としての立場を失ってしまったのです。ボクサーとしてはあまり強くなくて「猫パンチ」が有名でした。

 この企画はもともと、ニコラス・ケイジに主演がオファーされていたのですが、監督がロークに主人公ランディを演じて欲しいと思っている事をケイジは悟り、古い友人であるロークに俳優としての素晴らしい機会を与えるために彼は企画を降りたのです。男の友情がこの映画のバックグラウンドにはあるんですよ。ニコラスいいやつ。見直した! そして訪れたチャンスを不意にしなかったロークは、ヴェネチア国際映画祭金獅子賞、アカデミー賞主演男優賞へのノミネート他、数々の映画賞を総なめしています。ロバート・デ・ニーロら、多くの俳優仲間が彼の完全復帰をよろこび、もちろん私たち往年のファンにとってもこの最高傑作に心打たれました。

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ストーリー

ランディ・ロビンソン(ミッキー・ローク)は80年代に活躍したプロレスラー。今もなおリングに立つ彼は、ある日心臓発作で倒れてしまう。「もう1度リングに上がったら死ぬ」と宣告され、ランディは新しい仕事に就き、人生の再出発をはかろうとするが・・・。

 年老いて体がボロボロになりながらも、リングで戦っているうちに失った人生の欠片を1つ1つ拾い集めようとする男ランディ・ロビンソン。一度はプロレスラーをやめようと決心したけど、リングに身を捧げたものは孤独にしか生きられない。ラストシーンでは、ガンズ・アンド・ローゼズの「Sweet Child O'Mine」がバックに流れる中、ランディは命をかけてリングにあがります。失うものが無くなった男の悲しくも潔い姿が映し出されるのですが、演じているミッキー・ロークの人生と重なって泣けてきました。 (映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ レスラー(R-15)

  • 監督ダーレン・アロノフスキー
  • 出演ミッキー・ローク/マリサ・トメイ/エヴァン・レイチェル・ウッド/
  • 公開6/13(土)~ピカデリーほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。