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ウェディング・ベルを鳴らせ!(PG-12)

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ウェディング・ベルを鳴らせ!(PG-12)
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誰もがハッピー!
‘婚活’サクセスストーリー

 セルビア共和国から最高に楽しい ‘婚活’映画が届きました。 監督は、ジョニー・デップ主演の「アリゾナ・ドリーム」、ユーゴの50年にわたる動乱の歴史を描いた「アンダーグランド」など、世界でもっとも愛されるエミール・クストリッツァ。本作は、原点回帰でこれまでになく単純明快なブラック&ラブコメディ。映画ファンなら押さえておいたほうがイイ作品ですよ。

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ストーリー

セルビアの農村で祖父と暮らす少年ツァーネは、自らの余命が残り少ないと悟った祖父から、3つの約束を言い渡され町へ向かう。初めての都会に驚きながらも、彼は美少女ヤスナに一目惚れ。あの手この手で彼女を追いかけるが、そこには町を牛耳るマフィアの陰謀が!?

 セルビアの山裾で発明好きの底抜けに明るいおじいさんと暮らす少年ツァーネ。時折、隣に住む中年女性の入浴を覗いている思春期真っ只中。そんな孫の姿をみて、おじいさんは、牛のツヴェトカと町へ行き、彼に3つの約束をしてくるよう言います。そのひとつが「お嫁さんを見つけてくること」。はじめて町に出たツァーネは、高層ビルや大胆な服装の女の子に目を奪われながらも美少女ヤスナに一目惚れ。おじいさんの親友の孫達の協力を経て、マフィアとの銃撃戦など様々な試練に立ち向かっていきます。さ~て、彼の婚活は成功するのでしょうか!?

 まぁ、単純なストーリーといってもクストリッツァですから一筋縄ではいきません。田舎少年と都会の少女の出会いを、一度聞いたらやみつきになるバルカン生まれの‘ウンザ・ウンザ’サウンドで、初恋のドキドキ感やドタバタな銃撃シーンのボルテージを最高潮に押し上げ、そのままクライマックスに突入。とにかく冒頭から、ものすごいスピードで事件が起こり、アッ!と言う間に見終わってしまうという、監督ならではの、この疾走感はなかなか味わえませんよ。日本の昔話から着想を得たというシンプルな嫁取り物語が、変態マフィアに空飛ぶサーカス男など、奇天烈なキャラクターが次々と登場し現実が寓話へ。

 ありえないー!と突っ込みながらも、監督の放つブラックジョークはかなりストレス発散できますし、陽気な恋のおとぎ話は心をポジティブにしてくれるはず! (映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ ウェディング・ベルを鳴らせ!(PG-12)

  • 監督エミール・クストリッツァ
  • 脚本エミール・クストリッツァ
  • 出演ウロシュ・ミロヴァノヴィッチ/マリヤ・ペトロニイェヴィッチ
  • 公開5/9(土)~名演小劇場
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。