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エネルギッシュな映像に酔う
欲望剥き出しの人間ドラマ

 誰もが知っている戦国時代のヒーロー・石川五右衛門。歌舞伎の「金門五山桐」で「絶景かな、絶景かな・・」と見得を切る有名なシーンを思い出します。釜ゆでにされているのに、なぜに「絶景」なのか、鑑賞した時、子供だった私にはその意味がわからなかったのですが、本作を観てはじめて、自分なりの解釈ができたのです。「トップが代わっても世の中が変わらない」というセリフを五右衛門のライバルで大沢たかお演じる才蔵が発しますが、戦国時代も今も変わりゃしない。乱れた世の中を「絶景」と例えたのですね。

 「CASSHERN」で映画監督デビューをした紀里谷監督は、日本が一番エネルギッシュだった安土桃山時代を背景に、庶民のヒーローである五右衛門を主人公に据え、「人間の欲望」を全面に出すことで、現代人の抑えた欲望を破壊したかったのかな。映画によって世の中を変えてやると言わんばかり!本作には凄まじいほどの「気迫」が溢れています。スタッフもキャストもガチンコ勝負で、巨額を投じ最新技術を駆使して制作された映画にも関わらず、欲望剥き出しの人間臭いドラマに仕上がっているのは、「人力」の賜物ですね。

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ストーリー

豊臣秀吉(奥田瑛二)が天下を取った安土桃山時代。超人的な身体能力をもつ盗賊・石川五右衛門(江口洋介)がすい星のごとく現れ、庶民を熱狂させる。そんな中、五右衛門は盗み出した財宝の中に重大な秘密が隠されている、南蛮製の箱を見つける。

 オープニングのお祭りシーンは時代劇とは思えない、リオのカーニバルのようなキラキラした華やかさではじまります。花火があがり、民衆達が活気づく中、五右衛門がピョンピョンと屋根から屋根へと現れて現金をばらまく。日本映画では久々に登場したロックスターのようなカリスマ性のあるヒーローですね!五右衛門演じる江口洋介さんのギラギラした男の色香は、今までのイメージとちがって「動物」的な魅力が炸裂。和洋折衷のオリエンタルで豪華な衣装やセットも斬新ですよ。 (映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

データ GOEMON

  • 監督紀里谷和明
  • 出演江口洋介/広末涼子/大沢たかお/ゴリ(ガレッジセール)/要潤/玉山鉄二/チェ・ホンマン
  • 公開5/1(金)~ミッドランド スクエア シネマほか
松岡 ひとみ  Hitomi Matsuoka  (映画パーソナリティ)  TV、ラジオ、雑誌で新作映画をナビゲート。試写会や舞台挨拶などの司会も務める。オピ・リーナ読者に向けて、独自の視点から「デート映画」と「お友達映画」を紹介します。