前作以上に息もぴったり!
待ちに待った迷コンビの復活
現役医師、海堂尊の医療ミステリー小説の映画化作品『チーム・バチスタの栄光』の第2弾がいよいよ公開。原作の主人公の設定を中年男性から若い女医に変更した脚色、従来の医療ドラマとは一線を画す手術シーン、そして大胆でスリリングな人間関係が本格メディカル・ミステリーとして話題を呼び大ヒット。本格医療ミステリー=謎解きが中心だった前作に対し、今回は患者のたらい回し、医師不足、ドクターヘリの問題など昨今の医療事情を取り込んだタイムリーな社会派作品に仕上がっています。とはいえ、阿部寛(白鳥)×竹内結子(田口)の迷コンビは健在で、コミカルな掛け合いは緊張感の中のオアシスのようなもの。白鳥が近づくと田口の背中に悪寒が走るという原作に登場するギャグを取り入れるなど、原作ファンへの配慮もぬかりないところはさすが!
チーム・バチスタ事件を解決し、窓際医師でありながら院内の倫理委員会トップに任命された田口(竹内結子)。そんな彼女のもとに、救命救急センター長の速水(堺雅人)と医療メーカーの癒着を告発する文書が届けられた。
本作のキーマンは“ジェネラル・ルージュ(血まみれ将軍)”と呼ばれる救急救命医・速水晃一。演じる堺雅人は『クライマーズ・ハイ』や大河ドラマ『篤姫』など、常に強烈な個性を放っていますね。中村監督とは映画『ジャージの二人』で組み、ゆる~いダメ男ぶりがはまっていましたけど、今回は、縦横無尽なカリスマ医師に扮しています。あの綺麗な顔立ちで、相手を見透かしたようにニヤリとする口元、目だけが笑っていないお得意の「睨み」は、速水役にぴったり。彼がいつも舐めているチュッパチャップスは最後のオチでも大活躍するので要チェックですぞ。
ちなみに、緊迫感溢れるクライマックスシーンは岐阜大学付属病院、事件の真相が明かされるシーンは名古屋国際会議場にて撮影をしています。延べ900人ものエキストラを動員したので、お知り合いが出演しているかもね!(映画パーソナリティ・松岡ひとみ)

