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神野三枝の今日も絶好調!
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第19回 賢い女

子供の頃、商売を顧みず、好き勝手生きている父親に「普通のお父さんは、仕事をして、家族で晩御飯を食べて、一緒にテレビを見る。でもうちにはそれがない。」小学生の私はその埋められない思いと、苦労させられている母が可哀想とで、毎日悲しくて仕方ありませんでした。どうして我が家は・・・。
でも自分にはどうすることもできず、涙をこらえるしかなかったのです。

「よくグレなかったわね?」と言われます。
それは、グレても事態は何も変わらない事を判っていたからです。よく、自分がグレたのは親のせいだと言う若い人がいますが、私に言わせれば、それは親のせいじゃなく、辛い現実を受け止めたくない、逃げた自分のせいです。強さのもとは挫折です。そこから、這い上がる力こそ、人生を生きる最大の武器になるのです。

最近観た映画、「ホイットニー」のホイットニー・ヒューストンも、「アリー/スター誕生」のアリーも煌びやかな表舞台とは裏腹に、大きな挫折を味わっています。妻の成功に嫉妬する夫の存在が結果的にはスーパースターを転落の道へ誘うことになってしまうのです。映画を観ていて「何で、この男を選んでしまったのか?」とやるせない気持ちになりました。

女は男によって愛に満たされもするし、人生を狂わされもするのです。またその逆も然り。しかし全ては自分の選択が招いたこと。ここさえしっかりと自覚していれば幸も不幸も自己責任だと割り切れるのではないでしょうか。そうなると大事なのは選択眼を持つことです。独身時代よりも長く生きることになるであろうパートナーとの共生の人生。パートナー選びを間違えると「こんなはずじゃなかった」という人生が待っているのです。

最近、中日新聞に「セキセイインコは賢い雄がモテる」という面白い記事が掲載されていました。中国などのチームがアメリカの科学誌サイエンスに発表した研究結果で、分かりやすく説明すると、セキセイインコのメスは複雑な容器を開けて餌を食べる賢いオスと、容器を開けられない愚かなオスとでは、賢い方のオスを好きになることが実験によりわかったのです。そして以前は、賢かったオスでもわざと容器を開けられないようにするとメスはそっぽを向き、逆に食べられなかったオスに訓練をさせ食べる姿を見せるとメスがすり寄っていくのです。セキセイインコのメスは随分計算高いわけですが、メスは子育て時期の餌をオスに頼るため、知的な振る舞いで餌を手に入れる姿が魅力的に映るのではないかと研究チームは推測しているそうです。私にはセキセイインコのオスが賢いのではなく、メスが賢いのだと思います。(笑)

さて、セキセイインコでさえパートナー選びには目を光らせているのに、私達人間はどうして相手の愚かさを見抜けないのでしょう?それは動物にはない「夢中」になるという回路を備え、「情」というコントロールしづらい豊かな感情を持っているからかもしれませんね。ですからこのエッセイを読んでくださっている若い女性の皆さんには、どうか相手に夢中になってしまう前に、冷静に人となりを見抜く選択眼を働かせてくださいね、とメッセージを送ります。

挫折は強さの元、そこから這い上がる力こそ、人生を生きる最大の武器になりますが、できれば挫折を味わうことのないように、と祈ります。ファイト!

気負わず、焦らず、穏やかに。
さあ、今日も元気を出して、絶好調で!

(2019年01月21日)

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