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神野三枝の今日も絶好調!
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第18回 ハッピー・バースディ・ユウウツ!?

先日、誕生日を迎えまして、また一つ歳をとりました。こうして一年一年を積み重ねて人生に深みを増していくと言えば、誕生日にも美しさが感じられるものですが、実際のところは、子供の頃の誕生日は薄紙を一枚一枚重ねてきたように思えても、同じ一年でも五十代になりますと何だか分厚いゴアゴアのダンボール紙を重ねているような、しなやかさに欠ける気分です。

誕生日の感じ方もその年々で違い、子供の頃は親に祝ってもらう自分だけの楽しみな行事、恋をする年になると大好きな人と二人でお祝いしたい特別な日、大人としての分別が身につく年になると自分を産み育ててくれた親に対して感謝の気持ちを感じる日になり、そして今回の誕生日はまた違う気持ちになりました。

もう親に対する感謝というような感傷にひたっている場合ではなく、確実に老化がありありと出てきている自分の身体に焦りを感じ、もう私は若くない!この先老いていくばかりの誕生日を迎え、紛れもなく私は死に近づいてきているのだと怖さまで感じたのです。こうなると感謝どころではなく、なんとか人を頼らず自分で生きていくためには健康しかない!と思い知らされるのです。そのためには足腰を鍛え、身体に良い物を食べ、酒は控え、早く寝るという健全な生活を送らなければ!
考えてみればこれまでの人生、栄養のバランスなど考えたこともなく、好きなものを好きなだけ食べ、百薬の長をはるかに超えた飲酒に、夜更かしと身体を悪くしているようなものでした。そのツケがこれからの自分の身体に出てくるかと思うとホラー映画より恐怖を感じます。

何年か前、樹木希林さんが癌を公表された時、芸能リポーターの人が「どんな心境ですか?」というようなことを尋ねた時、樹木さんが言われた言葉が忘れられません。「そんなもの、これまで自分が食べた物、してきた生活のすべての結果が今の私をつくっているんだから仕方がないわよ。」潔い発言に惚れぼれしましたが、全くその通りで、自分の身体の責任は自分が取るしかないのです。

こうして恐怖で迎えた誕生日で意識改革をはじめた私は重い腰を上げ、パーソナルトレーナーの門を叩き、悲鳴をあげながらトレーニングをはじめました。食事も指導に基づき3食バランス良く食べ、いかにこれまでの食生活がいい加減であったかを痛切に感じております。持病の腰痛も専門医にかかりリハビリの医師の指導を受け、やがて訪れる還暦を元気な状態で迎えたいと目標を定めました。

このエッセイを読んでくださっている若いみなさんには、ぜひともこの恐怖の誕生日を擬似体感していただき、今の自分の生き方が10年後の自分を作ることを忘れないでいてください。

さて、そんなこんなで誕生日を機に意識改革を始めた私、気持ちも新たにラジオの生放送を終え颯爽と局を出て・・・と、ここまでは良かったのですが、なんでもないところで躓きまして、まさかの転倒。咄嗟のことで手も足も出ず、アゴ受け身の強打撲。「クッソー、若い時だったらもう一歩足が前に出て転ばなかったのに...。」アゴはみるみる腫れ上がり、自分の視界にアゴが見える始末。トホホ。

笑い事ではありません。確実に老いは忍び寄ってきます。
ハッピーバースディ憂鬱!?は、あなたの背後にも..。

気負わず、焦らず、穏やかに。
さあ、今日も元気を出して、絶好調で!

(2019年01月07日)

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