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澤田貴美子の「つながる“いのち”」
澤田貴美子の「つながる“いのち”」

第85回 『みなさんは、どんな性教育を受けてきましたか?』

前回の『性的同意』についてのコラムを読んでくださった方(女性)が、感想を聞かせてくださいました。
ご本人の了承をいただきましたので、紹介させてください。

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『性的同意』のこと、コラムを読んで、初めて知りました。
私は避妊をしてくれない彼に、NOが言えずに、妊娠しました。
セックスを断って、嫌われるのが怖かったし、妊娠についての知識さえもちゃんと理解していなかったんです。
どんな性教育を受けたかも、記憶にないくらい無知でした。
そして妊娠し、中絶をしました。
すごく後悔したし、心も体も傷ついた。
私が中学生や高校生のころ、『性的同意』を含めた、性教育の授業をもっと受けることが出来ていたら、もしかしたら、ちゃんとNOが言えたかもしれない。
性について、もっともっと自然に話せるようになりたいけど、なかなかハードルが高いです。

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ご自身の経験からのご感想でした。
とても胸が苦しくなりました。
だってこれ、ちゃんと伝えていなかった大人の責任じゃないですか?

性教育って、
年代によっても、
地域によっても、
学校によっても、
受けてきた内容がそれぞれです。

ちなみに私・・・自分自身が受けた性教育、あまり記憶にありません。
覚えているのは、小5の林間学校の直前。
(色々な呼び方がありますね、宿泊研修とか・・・etc)
暗幕を閉めた部屋に集められたのは、女子のみ。
薄暗い部屋の中で、「生理というものは~~」と説明を受けた記憶。
『月経』という言葉では、教わりませんでした。
「生理って、女子だけが知らなきゃいけない、なんか、悪いこと、というか・・・いけない話を聞いちゃってるみたいな感じ。 なんだかあまり良くないこと」 そんな風に感じたことを、強烈に覚えています。

中学校で性教育を受けた記憶は・・・ほとんど無いんです。
え?私がちゃんと聞いていなかっただけ?
いやいや、親友も覚えがないと言っていました。
え?友人も居眠りでもしてた?
いやいや、とっても真面目な友人です。
性教育という性教育、受けていないんです、多分。

高校時代の性教育は・・・保健体育の男性の先生が担当。
あれは、性教育?なのかな。
教科書の中のポイントを読み上げ、
「試験に出るからな!ちゃんと覚えておけよ~!!」
内容や意味は、理解していないまま、まる暗記。
(いや私の場合、暗記さえまともに出来ていませんでしたが・・・)

高校2年生の時に、年上彼氏とお付き合いしていた友人たちの、リアルな性の話を聞いた時の衝撃は、今でも忘れられない・・・。
それぐらい、無知でした!!

そして、大人になってしまいました。

あの時代だから、それでもなんとかなったのかもしれません。

同年代で性教育の話題になると、
「いるの?わざわざ、それ」
と言われてしまうこともあります。

さぁ、みなさんはどう思いますか?

「自然に知ること」
「学校で習うだろうし」
「家庭で性教育とか、無理!」
という声も、よく聞こえてきます。

でもでも・・・

昭和の頃とは、時代が違うよぉ~~!
子どもを取り巻く環境、すごくすごく変化してるの!
どんな性犯罪が起きてるか、知ってる?
子どもたちがどうやって性の情報を得ているか、理解してる?
学校でどんなふうに教えてもらっているのかまで、把握出来てる?
平成だって、もう30年だよ。
平成初めには、スマホなかったよ!
それどころか、小学生もスマホ持つ時代だよぉ~~!!

すみません!熱くなっていまいました!!

そもそも性のはなしは、セックスや、妊娠・中絶や、避妊や性感染症を学ぶためだけのものではないですよね。
人との関わり、自分についてを考える時間、いのちに始まりがあるということは、終わりもあるということ、などなどのたくさんの事柄を、いのちと性のはなしを通して学ぶのが、包括的性教育ですよね。

だからこそ、ナチュラルに生活の中で話したい!

『いのちと性』
日常の中にある、当たり前のことだから・・・。

講座での様子

ひとりでも多くのお母さんたちに、家庭の中で小さい頃から『いのちと性』についてナチュラルに話してもらえるといいな、という想いに溢れて、岐阜市・市民自主講座「おかあさんのためのいのちと性の教室」を3回講座で開催しました。

第1回目は『誕生学®』
~いのちの始まりや、子宮の中での成長、そして誕生のしくみって?~

第2回目は『いのちと性のはなし』
~子どもたちを取り巻く性の現状と、家庭での性教育とは?~

第3回目は『子どもたちからの性についての質問』
~どうこたえますか?子どもたちからの性についての質問~

大人自身もなかなか学ぶ機会のない『いのちと性のはなし』について、明るく楽しくお伝えし、みなさんでワイワイとオープンに交流していただきました。

★とても大切でまじめに取り組むことを、楽しく興味深く学ぶことが出来た。

★知り合いのお母さん同士でもなかなか話題に出来ないことだけど、知りたいと思っていたことだから、子どもへの伝え方のヒントなどを考えることが出来てよかった。

★講座に参加したことで、家庭でも夫婦で話題にしたり、性についてを一緒に考えたりするきっかけになった。

★書籍やインターネットからの情報ではなく、講師の話が聞けてよかった。

★性のはなしに対するイメージが、がらっと変わった。
たくさんの人に聞いていただきたい話だと思った。

★なかなか性のはなしを学ぶ機会がないだけに、貴重な機会だった。

★今まで、性のはなしを、他の方とオープンに話せるなんて思っていなかったし、そんな機会もなかった。他のお母さん方の意見を聞けたり、すごくすごく、楽しかった!

などなど、みなさんとても貴重な機会だった、と感じてくださり、開催してよかった~~!!と思いました。

私もまだまだ、話足りないー!というくらいだったのですが、参加者のみなさんも、もっと聞きたかったです!というご意見が多く、『いのちと性』についてこれからもどんどんオープンに話したり、交流出来る機会を増やしていきたいな、と思っています。

全国には『いのちと性』についてを、もっと当たり前の話題として、オープンに語り合おう!
という活動をされている方が、たくさんいらっしゃいます。
みなさんの地域でも、きっといろいろな会が開催されているはず。

もしそんな会の情報をキャッチされたら、ぜひぜひ勇気を出して参加してみてくださいね。

次回の『澤田貴美子のつながるいのち』をお楽しみに。

(2018年10月11日)

澤田貴美子

澤田貴美子(さわだきみこ)

フリーの産前産後フィットネスインストラクターとして、各地の産婦人科クリニックにて、妊娠中や産後、メノポーズ(更年期)の女性への運動指導・乳幼児と母親への育児支援などに従事。また、公益社団法人・誕生学協会認定“誕生学アドバイザー”として、幼児から大学生など幅広い年齢を対象に、いのちの授業「誕生学®」を届けている。

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