神野三枝 タレント
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第42回『韓国の旅(27)会いたい』



今回のタビコラは、切なすぎる愛に涙が止まらない、MBC 2012年放送ドラマ「会いたい」のロケ地をご紹介します。

"JYJ"のメンバーパク・ユチョンが俳優としてその名を馳せたのが、2010年KBS放送ドラマ「トキメキ☆成均館スキャンダル」でした。

このドラマの大ヒットにより、音楽業界のみならず、ドラマ業界にも存在感を示したパク・ユチョンは、その後、2011年MBS「ミスリプリー」、2012年SBS「屋根部屋のプリンス」へと出演し、俳優としても揺るぎない人気と実績を得ることに成功しました。そんなヒットメーカーであるパク・ユチョンが次回作に選んだ作品が2012年の「会いたい」。


彼の過去の出演作品は時代物で高視聴率を出しており、時代劇では視聴率を稼げる俳優と言うイメージがついたものの、現代物でヒットを出したいと狙うのは当然の事。そこで満を持して挑んだのが、この作品の初恋相手を想い続けるタフな刑事ハン・ジョンウ役。これで彼は現代もので新たな魅力を開花させたのです。ヒロインには「宮~Love in Palace」「コーヒープリンス1号店」「お嬢様をお願い」「私に嘘をついてみて」のユン・ウネ(イ・スヨン(ジョイ)役)。彼女はこの作品で、少女時代に負った傷を抱え、別人となってジョンウの前に現れるイ・スヨンの複雑な心情をみごとに表現し、ラブコメの女王から涙の女王へと見事な変身を遂げたと評判を上げ、ドラマのヒットに貢献を果たしました。

14年前に起こった事件をいつまでもひきずり、心の傷を背負って生きてきた刑事ジョンウ(パク・ユチョン)は、初恋の少女スヨン(ユン・ウネ)と奇跡的な再会を果たします。ところが、自らを"ジョイ"と名乗るスヨン。そして彼女の傍らには、片脚を引きずった青年ハリーがいる。この三角関係と、次々に起こる事件。しだいに明かされていく衝撃の真実。とても切ないラブロマンスと、その反面に展開して行く謎の数々。視聴者の願いと疑問が複雑に交錯していくストーリー展開に心が切なく締め付けられるドラマです。


この作品の成功により、パク・ユチョンは2012年MBC優秀演技賞(ミニシリーズ部門)、ユン・ウネは人気賞、韓流スター賞を獲得。特別出演のチョン・グァンリョルは黄金演技賞、主人公カップルの子供時代を演じたヨ・ジングキム・ソヒョンはそれぞれ子役演技賞を受賞しました。

この2人は、もはや子役と呼ぶのがおこがましいほどの存在感ある活躍を成し遂げており、ジョンウ(パク・ユチョン)の子供時代を演じたヨ・ジングは「太陽を抱く月」「根の深い木-世宗大王の誓い-」など数々の大ヒットドラマで注目を集め、日本でもファンクラブが設立され、もはやスター俳優へと変貌を遂げつつあります。そしてスヨン(ユン・ウネ)の子供時代を演じたキム・ソヒョンは「太陽を抱く月」でブレイクした美少女。このカップルは「太陽を抱く月」の子役コンビなのです。
子役が大成しにくい日本ドラマと違って、韓国ドラマは過去に子役が見事に成熟した大人の役者に成長できる実績が多くあるだけに、この2人の今後の活躍が多いに期待されます。


それではドラマ「会いたい」のロケ地をご紹介しましょう。
まずは子役時代からですが、子役時代のスヨンの家、家の近所の公園、キム刑事の家などは、ストーリー上はソウルの設定になっていますが、撮影は全州(チョンジュ)市で行われています。全州市はソウルから南へ230キロ。

ソウルの地下鉄3号線「高速ターミナル」で下車し、高速バスのターミナルから乗車、全州へ2時間40分で到着します。


ヒョンジュンが監禁された家

スヨンの父親を誤認逮捕した責任を感じるキム刑事宅に、スヨン母娘が一緒に暮らすことになった家。

家から道路に続く短い階段

階段を上った右側の壁にスヨンが書いた"会いたい"の文字

そしてこの階段をさらに上って行くと名場面の裸電球に繋がる設定なのですが、実際には街灯はソウルで撮影されています。
取材場所をソウルに移します。


ソウル市銅雀区(トンジャクク)黒石洞(フクソクトン)ヒョサギル。
地下鉄9号線の黒石駅(フクソク)4番出口
を出て、鳳凰寺(ボンファンサ)や東洋(トンヤン)中学校を目指すと、撮影地まで辿り着くことが出来ます。


地下鉄 黒石駅4番出口を直進して最初の角を左に曲がり、大きな角を右に曲がる。
直進してゆるい坂を上るとT地路が見えてくるので、右坂上がります。すると長い階段が見えてきます。

階段を上り続けます。

この辺りの景色が、全州のロケ地であるキム刑事の家の前の階段に繋がるわけです。
階段を上りきると、感動の景色が!

タイトル映像にもなった、スヨンが怖がった点滅する街灯

街灯手前には、2人が見下ろしたソウルの街並、漢江を見下ろせる展望台場があります。

余談ですが、展望台を降りて振り返るとある階段脇の家が「神々の晩餐」のジュニョンの友達の家。

手前の家は「漢江ブルース」のメインロケ地の家。

そして同じ場所に、「I do I do(アイ ドゥ アイ ドゥ)」のテガンの家があります。

とても狭い範囲に多くのドラマの重要シーンが撮影されているこの場所は、ソウルの街並と、悠々と流れる漢江、ソウルの代表建築物の1つである漢江大橋が一望できる素晴らしい景色なのです。


展望台に座ると、心の中が不思議と落ち着くような穏やかさを感じる事ができます。


実際に住むとなると、階段の多さに、首を横に振りたくなる立地条件ですが、ドラマに収まるとなんとも素敵な景色で、ストーリーに深みを増してくれるロケ地です。


次回も、ロケ地盛りだくさんのタビコラを、どうぞご期待ください。


つづく




追記:タビコラに出てくる情報的な内容は、すべて旅行当時の状況ですので、現時点と違いがある場合があると思われます。あらかじめ、ご了承ください。
旅行ガイドとして捉えて頂くより、読みもの、コラムとして受け止めていただけますと幸いです。神野三枝






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(C) 2012 MBC & Victory Production








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Licensed by KBS Media Ltd. (C) RaemongRaein




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