神野三枝 タレント
~お知らせ~ 「何度も何度も読みました。そして胸が苦しくなり、涙が止まりませんでした」「私にとって人生の教科書」・・・08年3月から3年にわたり連載、多くの反響を呼んだ神野三枝さんのコラム『礼状』に、新たに書き下ろしの文章を加えた自叙伝『母への礼状』が発売されました。 お問い合わせは風媒社(052-331-0008)まで。 http://www.fubaisha.com/

第30回『韓国の旅(15)紳士の品格×ビッグ』

写真

今回のタビコラは、話題の俳優2人が出演した人気ドラマ2本のドラマのロケ地をご紹介します。

まずは2012年、SBS演技大賞の各部門で賞を総なめにしたヒット作『紳士の品格』。
2012年の5月から8月までSBSで放送された、セレブな40代男性4人の恋を描いた大人のラブコメディです。
まず、このドラマの放送以前からの一番の話題は、韓流スターという名を韓国国外に広めた立役者である四天王の一人、チャン・ドンゴンが12年ぶりにテレビドラマの出演を承諾したという点でした。

写真


それまで韓国の芸能人が登場することが珍しかった日本のCMに、突如韓流スターが登場したことで強力なインパクトを与えた焼酎のCMを覚えている方も多いことでしょう。あのCMに出演していたのがチャン・ドンゴンです。彼はさらに2006年頃には化粧品会社のCMにも出演し、「あなたが・・・好きだから」という日本語のセリフが話題となったことにより、韓国ドラマに興味の無いお父さん世代にまで一躍有名な韓流スターとしてチャン・ドンゴンという名前を印象付けました。
また、チャン・ドンゴンの甘いマスクは、それまでのどちらかと言うとキリッとした韓国の人の顔の印象と違って、日本人好みの柔らかいソフトなイメージの顔立ちが、日本の視聴者から親しまれた理由かとも思います。


その後の活動はすべて映画への出演であったため、名前は有名だけれど、ドラマでは見ることの出来ない大スターとして、ドラマ復帰を待ち望まれていたチャン・ドンゴン。その彼が、この作品ならと出演を承諾したのが、2000年の『イヴのすべて』から実に12年ぶりとなる、この紳士の品格だったのですから、大きな話題となったのは当然です。


「自分が出演してきた映画は悲劇的なものが多く、観客が胸を痛めながら劇場を後にするような作品がほとんどだった。楽しく観ていただける作品をやりたいと思っていたとき、ちょうどこのドラマとめぐり合った」というチャン・ドンゴン。
選んだ理由は、マジメ過ぎず、明るく描かれているところが希望していたところと合った点であり、キム・ドジンというキャラクターについては、かなり好き嫌いが分かれるキャラクターだと考えたそうで、キャラクターの独特な魅力を生かすためにコミカルなシーンをより大げさに演じたり、不器用でちょっと抜けた部分もたくさん見せ、視聴者に愛されるように努力した、と後のインタビューで答えています。


また主人公のドジンはかなりストレートな性格ですが、実際の本人の性格とはまるで違うため、感情移入が難しかったとも答えています。


相手役には、ラブコメの女王キム・ハヌル(『オンエアー』『きみはペット』)。他3人のアラフォー役には個性派俳優のキム・スロキム・ミンジョンイ・ジョンヒョクと実力派揃い。さらに、人気バンドのCNBLUEイ・ジョンヒョンのドラマ初出演。

写真


制作は、日本でも人気のドラマヒョンビンハ・ジウォンの『シークレット・ガーデン』、キム・ソナチャ・スンウォンの『シティーホール』、故パク・ヨンハ主演『オンエアー』など数々のヒット作を手掛けた脚本家のキム・ウンスク氏と監督シン・ウチョル氏という最強コンビ。放送前から文句なく大ヒット間違えなしと大きな話題を呼んだ作品です。


カフェの店先で雨宿りをする高校教師イス(キム・ハヌル)に目を奪われる建築家のドジン(チャン・ドンゴン)。その後、親友テサン(キム・スロ)の野球チームの試合で審判を務めるイスと再会したドジンは、イスに自信満々でアタックをするものの、イスは親友テサンに片思いをしていることに気づきショック・・・。
物語はこんな所から始まっていきます。


イスをとりまく4人の大人の男のそれぞれの恋愛と人生に焦点を当てた本作品は、若者たちの青春ドラマが主流の今、大人の男の本音をコミカルに描いた魅力全開の出来栄えです。


男性同士の本音が炸裂し、既婚者、未婚者、独身主義者とさまざまな男性の視線から、40代の恋が描かれています。女性が観るとそれぞれの理想のタイプの男性に出会うことができる、魅力のある面白い作品です。


さて、このドラマの中でイスとドジンが出会った雨の日のカフェであり、4人の男の一人、ジョンロク(イ・ジョンヒョク)が経営するカフェが、このドラマの重要ロケ地となります。そのカフェはセットではなく実在するカフェを使用して撮影が行われました。
それがココ、MANGO SIX(マンゴーシックス)です。

写真


MANGO SIXとは、スリム、スイート、セクシーなどの6つのコンセプトを基にドリンクからデザートが揃う、ソウルの若者に人気のカフェです。


そして出演者の一人キム・スロさんが撮影期間中から運営権を取得したカフェでもあります。現在でも海外からロケ地を訪ねてこのカフェには連日多くのファンが訪れています。マンゴカフェ自体はソウル市内に何店舗かある元々人気のカフェなのですが、『紳士の品格『』の撮影では、江南(カンナム)島山(サゴリ)の島山十字路付近にあるお店が使われました。


【場所】


地下鉄7号線、江南区庁駅(カンナムクチョウ)3番出口を出て、大通りまで直進、大通りを北へ右折、島山(サゴリ)十字路の手前にあります。


雨の降りしきる中、イスが雨宿りをしていた場所がここです。

写真


そのイスの姿を見つめていたドジンが座っていた場所がここです。

写真


店内には、撮影で使われた場所に、撮影風景の写真が飾られています。

写真


このカフェの一番人気のメニューは、濃厚なマンゴージュースとブルーレモネード。

写真


いずれもドラマの中で登場したため、訪れるファンには鉄板のメニューです。
個人的には、ここのマンゴージュースは、ドラマを抜きにしても、これだけ濃厚で美味しいマンゴージュースはなかなか出会えないとお勧めする絶品です。


男性にとっては、しばらく忘れていた男同士の友情を思い出すことのできる、愉快で明るいドラマ、女性にとっては、タイプの違う男性の恋愛観を通してワクワクの疑似恋愛にドップリはまってしまいそうな紳士の品格。
最近トキメキを忘れてしまったという働き世代の男女に、ぜひ観ていただきたい作品です。


ドラマ出演12年ぶりのチャン・ドンゴンに続いてご紹介する話題の俳優は、今や韓国芸能界のシンデレラ、先頃、国際的スーパースターのイ・ビョンホンと結婚をしたイ・ミンジョンです。

写真


イ・ミンジョンは日本の漫画が原作の韓国版『花より男子』で、主人公の司(つかさ)のフィアンセである滋(しげる)役を演じた事で、有名女優の仲間入りをしたと言っていいほど、滋役は印象的でした。その後の活躍は、まるで恋人イ・ビョンホンにふさわしい女優になるために・・・と思わせるほどの躍進ぶりで、数々の女優新人賞を受賞し、若手トップ女優の仲間入りを果たしました。
そのイ・ミンジョンのキュートでパワフルな魅力が満載されている作品が『ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>』です。
2012年の6月から7月にかけてKBS(全16話)で放送されたラブコメです。


イ・ミンジョンの相手役となる本作の主演は、このドラマが兵役を終え初の出演となるコン・ユ。あの大ヒット作『コーヒープリンス1号店』以来5年ぶりのドラマ主演となります。
そして、作品を手掛けたのは、『美男<イケメン>ですね』『僕の彼女は九尾狐<クミホ>』『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~』でおなじみの脚本家ホン姉妹。


事故によって18歳の少年の魂が乗り移った30代の医師ソ・ユンジェ(コン・ユ)と、純粋でお茶目な女教師キル・ダラン(イ・ミンジョン)のロマンティックコメディ。コン・ユ演じる18歳の高校生役も話題の見どころです。


誰もが羨むエリート医師ユンジェと婚約中のダランのもとに、アメリカから転校してきた高校生キョンジュン。そして恋人と教え子がまさか同じ交通事故に巻き込まれてしまう・・・。さらにその事故により魂が入れ替わってしまった恋人と教え子。結婚目前だったダランの恋の行方は果たして・・・。


このドラマの中で、視聴者に印象深いロケ地と言えば、キル・ダランの実家である餃子屋さんです。お店は実際にはどうなっているのでしょうか?


【場所】

写真


中に入ってみると、ビッグのポスターやら、出演者のサインがあちこち飾られています。

写真


ドラマでは餃子屋さんでしたが、実際は「アソジョン」という店名のカルビチムのお店です。
店内はとても広く、高級な雰囲気で、ドラマではお店の一部だけを映していたので、実際の大きさに驚きました。店内の写真です。

写真


名物のカルビチムをいただきました。
カルビチムとは、牛カルビの肉をきれいにそぎ落として、いろんな調味料で味つけした鍋で煮込む煮込み料理です。 長時間煮るほど、味がしみて、肉も柔らかくなりおいしくなりますが、煮込んだときに身が縮んで肉がかたくなるのをふせぐために、ぶつ切りにした牛肉を水にひたして血を抜いてから軽く茹で、煮汁が少なくなるまで弱火でよく煮込み、味を染みわたらせます。

写真


とにかくお肉が柔らかくて、甘くておいしいボリューム満点の家庭料理です。
しかし、なぜキル・ダランの実家の餃子屋さんをこのお店にしたのでしょうか?
ドラマでは入り口のあたりが良く使われていました。伝統様式の店構えが古くから続く餃子屋さんの雰囲気を出していたからでしょうか?それとも店の中が広くて撮影しやすかったからでしょうか?そのあたりの制作者の意図はわかりませんが、ドラマで頻繁に出てきた場所に身を置くと、自分自体がストーリーの中の空間にトリップしたようで、不思議な気持ちになるものです。


果たして、キル・ダランと恋人ユンジェの関係はどうなるのでしょうか・・・?
キョンジュンに対するダランの想いは、本当は誰に対する想いなのでしょうか・・・?
そして複雑に絡み合うユンジェとキョンジュンの真の関係とは?


『花より男子』のカッコいいイ・ミンジョンが、女の子らしさをキュートに演じている『ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>』は、実際の結婚を前にイ・ミンジョンが挑戦した結婚に対する切ない乙女心が満載の作品です。


アラフォーのイケテル大人の男たちの恋愛と、結婚を夢見るリアルな乙女心。
どちらの恋愛に憧れますか?


次回もロケ地盛りだくさんのタビコラを、どうぞご期待ください。


つづく




追記:タビコラに出てくる情報的な内容は、すべて旅行当時の状況ですので、現時点と違いがある場合があると思われます。あらかじめ、ご了承ください。
旅行ガイドとして捉えて頂くより、読みもの、コラムとして受け止めていただけますと幸いです。神野三枝



●「紳士の品格《完全版》DVD-BOX1&2」発売中
価 格:各¥19,950(税込)
発売元・販売元:ポニーキャニオン
Licensed by CJ E&M CORPORATION (C) Hwa & Dam Pictures, All Rights Reserved.


●「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」DVD-BOX&Blu-ray BOX1,2 発売中
価格:DVD-BOX 各15,960円(税込)、Blu-ray BOX 各19,320円(税込)
発売元:TBS/TCエンタテインメント
販売元:TCエンタテインメント
Licensed by KBS Media Ltd. (c) 2012 KBS. All Rights reserved./
「ビッグ~愛は奇跡<ミラクル>~」日本語版製作委員会(TBS/TCエンタテインメント/MBS/博報堂DYメディアパートナーズ)

神野三枝 プロフィール
<< 前の記事 次の記事 >>
コメント

けいちゃん: 2013年10月21日 19:50

マンゴージュース、写真見ただけでも濃厚さが伝わってきて、ヨダレ出そうですねwww

コメントを投稿